バンコクといえば、私にとってまず思い浮かぶのが屋台グルメです。
本当にどこを歩いていても、ふとした角に美味しそうな香りがただよってきます。

ここで少しだけ自己紹介させてください。
私はチェンマイに住んでいるレイです。チェンマイの大学に通っています。もともと日本から来て、タイでの生活はまだ数年ですが、すっかりこの国の食文化に魅了されています。

初めてタイに来たとき、私は屋台のにぎやかな雰囲気に圧倒されつつも、思いきってカオマンガイを頼んでみました。
それがたったの40バーツで、想像以上に美味しくてびっくりしました。
それ以来、屋台巡りが私のバンコク生活の楽しみのひとつになっています。

屋台料理は、50~100バーツ前後で気軽に楽しめるものがほとんどです。
しかも、エリアによって置いてある料理や雰囲気が全然違うので、ちょっとした冒険気分も味わえます。

今回は、バンコクのおすすめ屋台街、そしてタイの有名スイーツやロティ屋台についてご紹介します。
これからバンコクで屋台デビューする方にも、少しでも参考になれば嬉しいです。

Contents

バンコクの屋台グルメスポット4選

タイに来てまず驚いたのは、街中に広がる屋台の多さです。
どの通りを歩いても、おいしそうな香りが漂ってきて、自然と足が止まってしまいます。

ただ正直、最初は「どの屋台が美味しいの?」「どこなら安心して食べられるの?」と迷っていました。
現地の人たちが賑わっている屋台を見つけて「ここなら大丈夫かな」と思い切って試してみたことをきっかけに、私もすっかり屋台グルメの虜になりました。

バンコクには、雰囲気の違う屋台スポットがたくさんあります。
今回は、その中でも私が実際に訪れて「ここは絶対おすすめしたい!」と思ったスポットを4つ紹介します。
にぎやかなナイトマーケットから、清潔で快適なフードコートまで、屋台グルメの魅力を存分に楽しめる場所を厳選しました。


ナイトマーケット(タラート・ロットファイ・ラチャダー/JODD FAIRS)

私がバンコクで一番通ったのが、ナイトマーケット「タラート・ロットファイ・ラチャダー」です。
今は移転して「JODD FAIRS」という名前で営業していますが、雰囲気や活気は変わらず、大好きな場所です。

夜になると、たくさんの色とりどりのテントが並び、ライトアップされてまるでお祭りのような賑やかさ。
私は初めて行ったとき、その華やかさに圧倒されました。

ここでは、タイ料理の定番「パッタイ(タイ風焼きそば)」や「ソムタム(青パパイヤサラダ)」がリーズナブルな価格で楽しめます。
私のお気に入りは、炭火で焼かれた大きなエビのグリルです。

エビはプリプリで、焼き上がりの香ばしさがたまらない。
レモングラスが入った特製タレにつけて食べると、もう言葉が出ないほど美味しいんです。
1皿に大きなエビがゴロゴロと盛られていて、2〜3人でシェアしても十分なボリュームなのに、価格は日本円で1000円以下というのが驚きでした。

スイーツ好きの方には、「カノムクロック(ココナッツミルクのミニパンケーキ)」や「マンゴースティッキーライス(マンゴーともち米のデザート)」がおすすめ。
どちらもタイならではの甘さで、他では味わえない特別感があります。

アクセスはMRT「タイ文化センター駅」から徒歩すぐ。
営業時間は毎日17:00〜24:00まで。
観光やショッピングの後に立ち寄るのにぴったりのスポットです。


チャイナタウン(ヤワラー)

次におすすめしたいのは、バンコクのチャイナタウン「ヤワラー」です。
昼間も賑わっていますが、夜になるとさらに人が増えて、本格的な屋台街になります。

私が初めてここを訪れたのは友達と一緒にだったのですが、あまりの人の多さに最初は少し圧倒されました。
でも、歩いているうちにあちらこちらから漂ういい香りに誘われて、自然と「これも食べてみよう」「あれも美味しそう」と屋台巡りを始めていました。

ここで食べた「カオマンガイ(チキンライス)」は、これまで食べた中で一番ジューシーでした。
ごはんも鶏のスープの旨みがしっかり染み込んでいて、一口食べるごとに幸せな気持ちになりました。

また、「ホイトート(牡蠣のお好み焼き)」も、外はカリッと香ばしく、中は牡蠣がたっぷり入ったトロトロの食感で絶品です。
作っている様子を目の前で見られるのも楽しいポイント。

スイーツでは「ローティ(クレープ風のお菓子)」が大人気です。
練乳やバナナを包んだ甘いタイプをその場で焼いてくれます。
笑顔のおばちゃんが作るその温かい雰囲気も、屋台ならではの魅力です。

営業時間は18:00〜深夜1:00頃までが中心ですが、昼間営業しているお店もあります。
観光の予定に合わせて訪れると良いと思います。


チャトゥチャック・ウィークエンド・マーケット

「週末だけしか行けないなら損じゃない?」と思うかもしれませんが、このマーケットはその価値があります。
チャトゥチャック・ウィークエンド・マーケットは、とにかく広くて、初めて行くとその規模に圧倒されます。

約15,000店舗が並んでいて、雑貨、服、アート、そしてもちろんグルメまで何でも揃っています。
私は歩き疲れるたびに、屋台で何か買って食べるのが楽しくて、1日で5品も食べてしまったことがあります。

おすすめは「ガイヤーン(タイ風焼き鳥)」と「ムーピン(豚の串焼き)」です。
どちらも炭火でじっくり焼かれていて、スパイスが効いた味付けが絶妙です。

さらに、北タイの名物「カオソーイ(カレーラーメン)」もここで食べられます。
ココナッツの甘みとカレーの辛みが絶妙に混ざり合ったスープは、一度食べたら忘れられない味です。

マーケット内には新鮮なフルーツジュースを売る屋台もあり、特に「ナムモープラオ(ココナッツウォーター)」はおすすめです。
中の果肉まで食べられるので、歩き疲れた体にぴったりです。

アクセスはBTS「モーチット駅」またはMRT「カムペーンペット駅」からすぐ。
週末の9:00〜18:00に開催されるので、朝からゆっくりと楽しむのがおすすめです。


ショッピングモールのフードコート

最後に紹介したいのが、ショッピングモール内にあるフードコートです。
タイの屋台文化を、もっと清潔で安心感のある環境で楽しみたいという方には特におすすめです。

私がよく利用するのは「ターミナル21」のフードコート「Pier 21」。
ここでは屋台料理とほぼ同じ価格で、さらに空調の効いた快適な空間で食事を楽しめます。

特に驚いたのが、「カオパット(チャーハン)」がたったの40バーツほどで食べられること。
他にも「トムヤムヌードル」や「グリーンカレー」など、本格的なローカル料理が揃っています。

ショッピングの合間に立ち寄れるので、時間を有効に使いたい方や、屋台に抵抗がある方にもおすすめです。
営業時間は基本的に10:00〜21:00ですが、施設によって異なる場合もあるので確認してみてください。


バンコク屋台グルメのおすすめ10選

バンコクに来てから、私が一番楽しみにしているのは、何と言っても屋台グルメです。
最初にバンコクに来たとき、街のあちこちで香る食欲そそる匂いに心が弾みました。
「こんなに安くて美味しい料理が食べられるなんて、本当に驚きだな」と感動したのを今でも覚えています。

それ以来、週末はもちろん、学校帰りや友達とのお出かけの帰り道でも、つい屋台を探してしまうくらいハマっています。
屋台は安くて早いのに、味はとても本格的で種類も豊富。
日本では考えられない価格で、しっかり満足できる料理が食べられるのが嬉しいです。

ここでは、私が実際に食べて「これはぜひ人におすすめしたい!」と感じた屋台グルメを10種類紹介します。
初めての人でも挑戦しやすいように、味の特徴や辛さ、値段もわかりやすく書いてみました。


カオマンガイ(海南風チキンライス)

カオマンガイは、私がタイに来て最初に食べた屋台ごはんでした。
しっとりとした茹で鶏と、その鶏のスープで炊いたごはんの組み合わせが絶妙で、あっさりしているのにしっかりとした味わいに感動しました。

特製のピリ辛ダレがかかっていて、ごはんがどんどん進みます。
私が特に好きなのは「揚げ鶏バージョン(カオマンガイトート)」で、サクサクの衣とジューシーな鶏肉のバランスがたまりません。

値段は40〜60バーツ(約160〜240円)ほどで、スープ付きのところも多いです。
日本人の口にもすごく合うので、タイ料理に慣れていない人にもおすすめできます。


バミー(卵麺ラーメン)

バミーは日本の中華そばに近い卵麺を使ったタイのラーメンです。
スープあり・なしの2種類があり、私はその日の気分でどちらも楽しんでいます。

豚チャーシューやワンタン、青菜がのっていて、見た目も味も満足感があります。
味付けはあっさりしているので、辛いのが苦手な友達も「これなら食べられる」と言っていました。

値段は40〜70バーツほどです。
お店ごとにスープの味が少しずつ違うので、食べ比べてお気に入りの店を見つけるのも楽しいです。


パッタイ(タイ風焼きそば)

甘酸っぱいタマリンドソースがクセになるパッタイは、タイ料理の定番中の定番です。
もちもちの米麺にエビや鶏肉、卵、野菜がたっぷり入っています。

ナンプラーや砕いたピーナッツ、ライムをかけて食べると、一気にタイらしい味わいになります。
辛さは卓上のスパイスで自分で調整できるので、私はいつも少し唐辛子を加えてピリ辛にしています。

写真映えするきれいな盛り付けのお店も多く、SNSに投稿したら友達から「美味しそう!」とコメントがよくきます。
値段は50〜80バーツくらいです。


カオパット(タイ風チャーハン)

タイ版チャーハンのカオパットは、日本の炒飯に似ていてとても食べやすいです。
私はエビ入り(カオパット・クン)をよく選びます。

ジャスミンライスを使っていて、ほんのり甘くて香りも良いのが特徴です。
屋台で食べるとボリュームもしっかりあるので、お腹いっぱいになれます。

ライムをぎゅっと絞ると、さっぱりして後味も爽やかになり、私はいつもライムを欠かさずかけています。
値段は40〜80バーツほどです。


ソムタム(青パパイヤのサラダ)

「屋台で何かサッパリしたものが食べたい」と思ったとき、私はよくソムタムを頼みます。
シャキシャキの青パパイヤに、ナンプラー、唐辛子、ライム、ピーナッツが混ざっていて、甘酸っぱくて辛い味がクセになります。

ただし、本場の味は本当に辛いです。
初めて注文した時、辛さを伝えなかったので涙が止まらなくなった経験があります。
屋台で「マイペッ(辛くしないで)」と伝えれば、辛さを控えめにしてくれますよ。

値段は30〜60バーツほどです。


ガイヤーン(タイ風焼き鳥)

屋台で炭火のいい香りがすると、それはたいていガイヤーンの屋台です。
スパイスとハーブで味付けされた鶏肉をじっくり炭火で焼いたもので、外はカリッと香ばしく、中はジューシーでとても柔らかいです。

スイートチリソースをつけて、カオニャオ(もち米)と一緒に食べるのが定番の楽しみ方です。
私はいつもビニール袋に入れてもらって、公園のベンチでのんびり食べるのが好きです。

1本20〜50バーツで、おやつ感覚でも気軽に楽しめます。


ルークチン(タイ風つくね串)

ルークチンは、魚や豚のすり身を団子にして串に刺した軽食です。
焼いたものも茹でたものもあり、甘辛いタレがかかっていて日本のつくねに近い味わいです。

私は学校帰りによく1本だけ買って歩きながら食べています。
値段も1本10〜30バーツと安くて、現地の学生にも人気のスナックです。


フルーツ屋台

タイといえば南国フルーツ。
屋台では冷たくカットされたマンゴーやスイカ、パイナップルなどが気軽に買えます。

私は特にマンゴーが大好きで、初めて食べた時の甘さとトロトロ感に感動しました。
氷水で冷やしてあるので、暑い日の水分補給にもぴったりです。

値段は1袋20〜50バーツくらいで、スーパーで買うよりずっとお得で新鮮です。


ロティ(タイ風クレープ)

ロティは、小麦粉を薄くのばして焼き、バナナやチョコを包んだ甘いスイーツです。
外はパリッと香ばしく、中はとろけるようなバナナが入っていて最高です。

甘いコンデンスミルクがかかっていて、甘党の私にはたまらないデザート。
値段は30〜50バーツほどで、注文してからすぐに焼いてくれるのでライブ感も楽しめます。

夜市でロティ屋台を見つけると、ついつい並んでしまいます。


トムヤムクン(エビ入りスパイシースープ)

最後に紹介するのは、タイ料理の代表格「トムヤムクン」です。
屋台でもしっかり本格的な味が楽しめます。

レモングラスや唐辛子、ライムの酸味が効いたスープは、一口飲むと体がぽかぽか温まります。
エビもぷりぷりで、マッシュルームの食感もいいアクセントになっています。

私は寒い日の夕方、これを飲んでホッと一息つくのが大好きです。
値段は1杯60〜100バーツほどで、屋台にしてはちょっと高めですが、その価値は十分あると思います。


屋台グルメはバンコクの生活や旅行をより豊かにしてくれます。
辛さの調整や量の加減もできるので、初めての人も気軽にチャレンジしてみてくださいね。

私もこれからもっといろんな屋台の味を探して、また新しいお気に入りを見つけたいと思っています。ょっと高めですが、その価値は十分あります。


バンコク屋台グルメの魅力3つ

タイに来てまず一番驚いたのは、街じゅうにあふれる屋台の多さです。
道を歩けばすぐに、何かしらの屋台が目に入ってきて、いい香りが漂ってきます。

最初は「こんなにたくさんあって、どこで買えばいいの?」と正直すごく迷いました。
しかも、同じような料理を売っている屋台が並んでいたり、料理名がタイ語で読めなかったりして、不安になることもありました。

でも、ある日、通学途中に現地の人がたくさん並んでいる屋台を見つけて、「よし、ここで買ってみよう」と思い切って並んでみたんです。
それが、私とバンコク屋台グルメの本格的な出会いでした。

それ以来、私はほぼ毎日のように屋台を利用しています。
「今日は何を食べようかな?」と考えるのが、私の日課になっています。

ここでは、私が実際に体験して感じた「バンコク屋台グルメの魅力」を、特に強く感じた3つに絞って紹介します。
これからタイに来る方や、住み始めたけど屋台にはまだ勇気が出ないという方の参考になれば嬉しいです。


1. 手頃な価格で本格的な味が楽しめる

バンコクの屋台は、まずとにかく安いです。
そして安いのに、おいしさのレベルが高いのがすごい。

私が最初に食べたのは、カオマンガイ(茹でた鶏肉をごはんに乗せたタイの定番料理)です。
40バーツ、つまり約160円。
それなのに、スープも付いていて、ボリュームもあって、びっくりするほど美味しかったんです。

鶏肉は柔らかくてジューシー。
ごはんには鶏のスープの旨みが染み込んでいて、特製のピリ辛ダレが全体を引き締めてくれます。
「これは……屋台でこんなに美味しいものが出てくるの?」と感動したのを今でも覚えています。

それから、パッタイ(タイ風焼きそば)やガパオライス(鶏ひき肉とバジル炒めごはん)も試してみました。
どれも40〜60バーツ前後で、レストランで食べるよりずっと安いのに、味は屋台の方が本場っぽくてクセになります。

特にパッタイは、屋台によって少しずつ味が違っていて、甘めのところもあれば、酸味が強めのところもあって、食べ比べが楽しいです。

量もちょうどよくて、1人前が大きすぎず、小さすぎず、女性の私でもぺろっと食べられます。
お腹が空いている日は、2品くらい注文しても100バーツ以内で収まるので、コスパは本当に最強だと思います。

節約したい旅行者や、毎日の食費を抑えたい留学生にとっては、屋台は味方です。
私も屋台を知ってから、外食が怖くなくなりました。
むしろ「屋台の方が好きかも」と思うほどです。


2. 多彩なメニューで飽きがこない

「タイ料理って全部辛いんでしょ?」とよく聞かれます。
でも、実際に住んでみると、それは本当に誤解なんだなと実感します。

もちろん、辛い料理もたくさんあります。
でも、甘い料理、あっさりした料理、酸っぱいスープ、揚げ物、おかゆ、デザート……何でもあるんです。

例えば、朝はジョーク(おかゆ)や揚げパン(パートンコー)を買って食べる人が多いです。
私も学校が早い日は、ジョークをビニール袋に入れてもらって持ち帰って食べます。
優しい味で、お腹にも優しくて、朝にぴったりです。

昼はカオパット(タイ風チャーハン)やバミー(卵麺のラーメン)が人気です。
屋台ごとに味付けが違って、好みの屋台を見つけるのも楽しみの一つです。

夜になると、ナイトマーケットが活気づいてきて、そこではロティ(タイ風クレープ)やトムヤムクン(辛くて酸っぱいスープ)、ガイヤーン(焼き鳥)など、ちょっと特別感のあるメニューが並びます。

私のお気に入りは、夜に食べるガイヤーンとカオニャオのセットです。
甘辛いタレがしみ込んだ鶏肉と、手でちぎって食べるもち米の相性が抜群で、何度食べても飽きません。

季節によってフルーツの屋台も変わってきます。
暑い時期はスイカやマンゴーが多く、雨季にはラムヤイやランブータンが増えてきます。
果物は冷たく冷やされているので、歩き疲れたときのリフレッシュにも最高です。

屋台メニューは、種類が豊富すぎて、全部を試すには何ヶ月もかかると思います。
私もまだ食べたことのない料理がたくさんあって、今も少しずつ開拓中です。


3. 気軽に楽しめる“食べ歩き”スタイル

バンコクの屋台グルメは、気軽に楽しめるのが本当に魅力的です。
わざわざお店に入って注文して、席に座って待って……という手間がほとんどありません。

「ちょっと小腹が空いたな」と思ったときに、ふらっと立ち寄って5分後には食べている、というのが屋台の世界です。

私がよくやるのは、学校帰りにムーピン(甘辛く焼いた豚の串)を1本だけ買って食べること。
10バーツ〜15バーツで、ちょうどいい軽食になります。

フルーツも好きで、パイナップルやスイカをカットしてくれる屋台では、20バーツで袋に入れてくれます。
塩や砂糖、唐辛子を混ぜた調味料をかけてくれることもあり、これが意外とクセになる味なんです。

飲み物も個性的で、タイティー(甘いミルクティー)やハーブ系のジュース、ココナッツジュースなど、どれも氷入りのビニール袋にストローを刺したスタイルで提供されます。
見た目も可愛くて、つい写真を撮りたくなってしまいます。

ナイトマーケットでは、みんなが屋台フードを片手に食べ歩いています。
観光客も地元の人も混ざり合って、あちこちで笑い声が聞こえて、活気がすごいです。
その雰囲気にいるだけでも楽しくなります。

私は友達と「それひと口ちょうだい!」「そっちも美味しそう!」と言い合いながら食べる時間がとても好きです。
ひとりで静かに食べ歩くのもいいし、グループでわいわい盛り上がるのも、どちらも最高です。

タイに来たら、ぜひ一度、屋台で何かを買ってその場でパクッと食べてみてください。
気軽なのに、忘れられない味と体験が待っているはずです。

バンコク屋台グルメを安全に楽しむ3つのポイント

バンコクに来てからというもの、私はすっかり屋台グルメの虜になってしまいました。
毎日どこかしらの屋台で何かを買って、食べ歩きしたり、友達と一緒に座って食べたり。
本当に楽しくて、美味しくて、そして何よりタイの“日常”を感じられるのが、屋台の魅力だと思います。

でも、楽しいばかりではありません。
実は私、何度かお腹を壊してしまったことがあります。
そのたびに「ちゃんと気をつければよかったな…」と反省しました。

せっかくのタイ旅行や留学生活。
屋台グルメを思いきり楽しむためには、ちょっとした注意がとても大事なんです。
そこで今回は、私自身の体験をもとに「バンコクの屋台グルメを安全に楽しむための注意点」を3つにまとめてご紹介します。


1. 人が多い=安全のサイン

屋台はどこにでもあるけど、正直言って「どこでも安全」とは限りません。
私は以前、夜の細い路地にある屋台で空いているからといってすぐに入ったところ、お腹を壊して寝込んだことがあります。

それ以来、私は必ず「人が並んでいる屋台」や「地元の人がよく買っている屋台」を選ぶようにしています。
回転率が高い=食材の入れ替えが早いということ。
それだけ新鮮で、調理の手際も良いことが多いです。

また、屋台の見た目も大事です。
調理場が清潔に見えるか、料理の保管方法はしっかりしているか。
少しでも「ん?」と思ったら、無理せずスルーする勇気も大切です。

屋台の選び方ひとつで、お腹を壊すリスクがグッと下がるので、これは本当に意識しておきましょう。


2. 水や氷に気をつける

タイの暑さの中、氷入りのジュースって本当においしいですよね。
私もよく「ナムマナオ(ライムジュース)」や「タイティー(甘いミルクティー)」を飲んでいます。

でも、実はこれ、注意が必要なんです。
氷がどこで作られたものかによって、衛生レベルが大きく違うんです。

袋詰めで業務用の氷(きれいな氷)は比較的安全ですが、大きな氷の塊を砕いて使っている屋台では、場合によっては水道水で作ったものもあるそうです。
私は一度、氷たっぷりのスムージーを飲んだあとにお腹を下した経験があるので、それ以来、氷入りの飲み物は店の様子をよく見てからにしています。

もう一つ、気をつけたいのが生野菜です。
たとえば、ソムタムや生野菜の付け合わせなど。
日本のように消毒されているわけではなく、基本的には水道水でサッと洗って出されることが多いです。

胃腸が強い人なら問題ないかもしれませんが、私のようにお腹が弱い人は避けた方が無難かも。
できれば、火が通っている料理を選ぶようにすると安心です。

特に旅行中は体調を崩すとスケジュールにも影響するので、食べる前に少しだけ慎重になってみてください。


3. 安全に食べられる場所でゆっくり食べる

屋台グルメって、手軽で持ち歩けるから、つい「食べ歩き」したくなりますよね。
私も最初の頃は、串焼きやフルーツを片手にいろんな通りを歩いていました。

でも、バンコクは歩道が狭かったり、バイクが歩道を走ってくることもあって、けっこう危ないんです。
人混みの中で食べていると、他の人にぶつかって食べ物を落としたり、汁が服に飛んだり。

私は一度、トムヤムクンを持ち歩いていたときに、ふとした瞬間に熱々のスープが手にかかって火傷しそうになったことがあります。
それ以来、なるべく「座って食べられる場所がある屋台」を選ぶようにしています。

実際、多くの屋台には簡易テーブルやイスが用意されていることが多いですし、周辺の公共スペースで座って食べられる場所もあります。
その方が落ち着いて味わえるし、写真を撮る余裕もできておすすめです。

また、タイの人たちも基本的には「その場で座って食べる派」が多い印象です。
食事はゆっくり、そして安全に楽しみたいですね。



バンコクの屋台街に行くときの持ち物と注意点

ここまでの3つのポイントに加えて、もうひとつだけ、私がよくやっている工夫を紹介させてください。

「ウェットティッシュ」と「ミニハンドジェル」を持ち歩く

屋台では食べる前に手を洗える場所がないことが多いので、自分で衛生を保つのも大切です。特にフルーツや串ものなど、手づかみで食べる料理も多いですし、暑い気候の中では思っている以上に手が汗ばんでいたり、汚れていたりします。
ウェットティッシュがあればさっと拭けますし、ハンドジェルは除菌対策にもなるので一石二鳥。今ではバッグの中に常に入れておく必需品になっています。

タイの薬局で売っている整腸剤

お腹を壊したとき用に、**タイの薬局で売っている整腸剤(Smectaなど)**を買っておくと安心です。
私は1回お腹を壊したときにタイの友達が教えてくれて、それ以来お守りのように持ち歩いています。Smectaはタイでもよく使われている薬で、粉末を水に溶かして飲むタイプ。薬局では「ท้องเสีย(トーンシア)=下痢」と言えば、スタッフが丁寧に選んでくれることが多いです。

慣れていない環境で体調を崩すと、気分まで落ち込んでしまいますよね。でも、あらかじめ「備え」があれば、不安も軽減されます。
ちなみに、Smecta以外にも「Imodium(イモジウム)」という即効性のある薬もありますが、こちらは一時的に症状を止めるタイプなので、旅行中の緊急時用に持っておくと便利です。

屋台飯は無理して食べない

もし屋台で「この見た目、大丈夫かな…?」と不安になる料理に出会ったら、無理せず避ける勇気も大切です。タイの屋台はどこも賑やかで活気があるぶん、時に「衛生管理が甘い」と感じる場所もあるかもしれません。
屋台選びで私が気をつけているのは、「現地の人で賑わっているかどうか」。
タイ人がたくさん並んでいる屋台は、回転が速い=食材が新鮮で味も保証付きということが多いです。迷ったときは「人が多い=安心」と覚えておくと選びやすくなります。

屋台を利用する時間帯

日中と夜で気温や雰囲気も変わるため、**屋台を利用する「時間帯」**にも注目してみてください。
朝は朝食メニューに特化した屋台が多く、あっさりしたジョークやカオトム(スープごはん)が主流。昼は会社員や学生向けのカオマンガイや炒め物系、夜はボリュームのある麺料理や串焼き、そしてスイーツ系が充実します。
時間帯によって楽しめる料理が変わるので、「今日は朝の屋台を探してみようかな」「夜はデザート狙いで歩こうかな」と、目的を決めて歩くと宝探しのような気分になります。

日差しや雨対策

日差しや雨への対策も忘れずに。
バンコクの屋台は基本的に屋外なので、突然のスコールや強い直射日光に見舞われることも少なくありません。私は、屋台めぐりのときには折りたたみ傘と帽子を常に持って行くようにしています。
日差しが強い日は、帽子+UVカットのアームカバーがあると快適度がぐっと上がりますし、雨が降ったときは傘があるだけでテンションも下がりにくいです。\

辛いものに注意

タイの屋台では、料理によってはかなり辛いものが出てくることがあります。辛さの感じ方には個人差がありますが、タイの人が普通に食べている「中辛」でも、日本人にとっては激辛に感じることがあります。
私も何度か「ピッノーイ(少しだけ辛く)」と言ったつもりが、なかなか強烈な辛さの料理が出てきたことがありました。
そんなときのために、甘い飲み物やミルク入りのアイスティーを一緒に頼んでおくのもオススメです。タイの「チャーイェン(タイ風ミルクティー)」や「ナムダムパン(甘い氷ドリンク)」は、辛さを和らげてくれます。

紙ナプキンと小さなゴミ袋を持ち歩く

屋台での食事をもっと楽しむために、紙ナプキンや小さなゴミ袋を持っておくととても便利です。
特にフルーツやスープ系の料理は食べ終わった後に手が汚れたり、皮やスプーンなどのゴミが出たりします。タイではゴミ箱が少ないエリアもあるので、自分で持ち帰ることを前提にしておくとスマートです。
私はいつも、ビニール袋を2〜3枚バッグに入れていて、出先で使ったティッシュや容器をまとめて家で捨てています。

このようにちょっとした工夫を積み重ねることで、屋台での食事はより快適で楽しいものになります。
旅先では「楽しむこと」が一番大切ですが、同時に「無理をしすぎないこと」「自分の体調と相談すること」もとても大切だと感じています。

屋台ごはんは、味覚の冒険であると同時に、現地の人々の暮らしを感じられる貴重な体験です。
お腹いっぱいになるだけでなく、ちょっとした気づきや出会いがある。だから私は、バンコクの屋台が大好きなんです。

まとめ

バンコクの屋台グルメは、本当に楽しい体験の連続です。
私は何度も「こんなに安くて美味しいなんて…」と感動してきました。

定番のパッタイやカオマンガイはもちろん、ロティや南国フルーツまで、屋台には毎日でも通いたくなるメニューがいっぱいあります。
しかも、屋台ごとに味が違うので「今日はどこで食べようかな」と迷うのもまた楽しみのひとつです。

ただ、お腹を壊さないようにするために、気をつけていることもあります。
例えば、地元の人が多い人気の屋台を選ぶこと。
氷や生野菜はなるべく避けること。
混雑した通りでは食べ歩きせず、座って食べること。

ほんの少しの注意をするだけで、屋台グルメは安心して楽しめます。
私はそうやって何度も美味しい発見をしてきました。

バンコクに来たら、ぜひ屋台グルメにチャレンジしてみてください。
おいしいだけじゃなく、ローカ