タイ東北部ブリーラム在住のムーランです。
タイには多くの観光名所がありますが、タイで心に深く残る場所と聞かれると、そのひとつがアユタヤです。
アユタヤ遺跡とは、かつての王都の栄華と破壊の歴史を今に伝える場所で、訪れるたびに過去と現在が交錯する瞬間を感じます。
私が初めてアユタヤを訪れたのは、新しい道を模索していた人生の節目の時期でした。
将来に不安を抱えつつも、自分を見つめ直したいと思っていた私に、タイ人の友人が「人生を振り返るには最高の場所だよ」と勧めてくれたのです。
半日観光ツアーで象乗り体験やトゥクトゥクでの穴場巡りを楽しみ、地図を片手におすすめルートを巡る旅。
壊れた寺院や崩れかけた仏像を前に自分の歩みを振り返り、未来の目標を整理することができました。
この記事では、アユタヤ観光の行き方や料金、効率的な回り方、半日で楽しめるモデルコースやおすすめルート、さらに象乗り体験や穴場スポット、服装や所要時間など、実際の体験を交えて詳しくご紹介しています。
アユタヤ遺跡とは

バンコクから電車や車で気軽に行ける「アユタヤ遺跡」。
SNSやガイドブックで写真を見て、「ここに行ってみたい!」と思った方も多いのではないでしょうか。
でも、改めて「アユタヤ遺跡とは?」と聞かれると、ちょっと説明しづらいかもしれませんよね。
せっかく訪れるなら、その背景や歴史を知っておくと、旅が何倍も面白くなりますよ。
アユタヤは14世紀から18世紀にかけて栄えた王朝の都で、1351年にウートーン王によって築かれました。当時は東南アジアの貿易の中心地で、世界中から商人が集まった国際都市。
なんと日本からも朱印船が訪れて「日本人町」ができたほどなんです。
今、私たちが遺跡を歩くとき、実は日本と深い縁がある土地を歩いているんだと思うと、ちょっと親近感が湧きませんか?
そんな華やかなアユタヤも、1767年にビルマ軍の攻撃で徹底的に破壊されてしまいます。
寺院は焼かれ、仏像は首を落とされ、王宮も跡形もなくなりました。
今も首のない仏像や崩れたレンガの壁が残っていて、その光景はどこか切なく、でも強く心に響きます。
遺跡を見ていると「ただの観光」ではなく、歴史の重みを体で感じるような、不思議な気持ちになるんです。
その後、アユタヤ遺跡は1991年にユネスコ世界遺産に登録されました。
きらびやかなバンコクの寺院とは対照的に、アユタヤは“時間が止まった場所”のように静かで、どこか神秘的。
レンガ造りの仏塔や、樹木に包まれた仏頭など、フォトスポットとしても人気ですが、実際に目にすると写真以上の迫力に圧倒されますよ。
アユタヤの魅力は広さにもあります。旧市街だけで70以上の遺跡、全体では数百にのぼる寺院跡が点在しているんです。もちろん「ランキング」で人気の寺院を回るのも楽しいですが、ちょっと外れた静かなスポットに立ち寄ると、思わず息をのむような“穴場”に出会えることもあります。そういう偶然の出会いこそ、アユタヤ観光の醍醐味かもしれません。
さらに、訪れる時間帯によっても表情が変わります。
昼は赤レンガが太陽に照らされて力強く輝き、夕方にはシルエットがオレンジ色の空に浮かび上がってとてもロマンチック。
夜にライトアップされる寺院もあって、幻想的な雰囲気に包まれます。
「同じ遺跡なのに、こんなに印象が変わるんだ!」と驚くはずです。
「アユタヤ遺跡とは?」とひとことで言うなら。
それは、栄光と破壊の歴史を残しながら、静かに人々を迎えてくれるタイの原点のような場所です。
もしバンコク滞在のスケジュールに少しでも余裕があるなら、ぜひ行ってみてください。
きっと、ただの観光以上の“心に残る体験”になるはずです。
アユタヤへの行き方

アユタヤ観光を計画するとき、まず気になるのが「どうやって行けばいいの?」という点ですよね。
バンコクからアユタヤはおよそ80km。
距離で見るとそんなに遠くないので、日帰りでも十分楽しめます。
実際、私もバンコクに滞在していたときに「今日はちょっと足をのばしてみようかな」という感覚で訪れたことがあります。
思った以上に行きやすい場所なんです。
アユタヤへの行き方は、大きく分けて5つ。
電車・バス・バン(乗り合いミニバン)・タクシー・レンタカーです。
さらに最近では観光ツアーに参加する人も増えていて、どれを選ぶかは「予算」「時間」「快適さ」のバランスで決めるといいですよ。
電車での行き方
一番“旅感”を味わえるのが電車です。
バンコクのフアランポーン駅からアユタヤ駅まで、およそ1時間半〜2時間。
料金はなんと15〜50バーツ程度(日本円で約60〜200円!)ととても安いんです。
窓からのんびりと田園風景を眺めながらの移動は、まさに小旅行。
ローカルな雰囲気を味わいたい方にはぴったりです。
ただし、冷房なしの車両も多く、座席も硬めなので、快適さより「体験」を重視したい人向きですね。
バスでの行き方
バスはモーチット・バスターミナルから出ていて、所要時間はおよそ1時間半。
料金は50〜100バーツほどで、こちらもリーズナブルです。
バスは本数も多いので、時間を気にせず出発できるのが便利。
冷房付きのバスなら快適ですし、荷物が多くても安心です。
バン(乗り合いミニバン)
タイらしい移動手段といえば、このバン(ロットゥー)。
モーチットやビクトリーモニュメント周辺から出発し、所要時間は1時間〜1時間半。
料金はバスと同じくらいですが、少人数なので発車もスムーズ。
慣れている人にとっては便利な選択肢ですが、ちょっと狭いので大きな荷物がある人には不向きかもしれません。
タクシー・チャーター車
「快適さ重視!」という方には、タクシーや車のチャーターがおすすめです。
所要時間は約1時間半、料金は片道1,000〜1,500バーツ(交渉次第)。
ドアtoドアで移動できるので、グループや家族旅行には特に便利。
遺跡を巡るときもそのままドライバーに待ってもらえば、効率的に回れます。
※タクシーの乗り方と注意点について詳しくはこちらの記事をご覧ください。↓
レンタカー
自由度を最優先したい人にはレンタカーが便利です。
バンコク市内や空港で簡単に借りられ、所要時間はおよそ1時間半ほど。
料金は1日1,000〜1,500バーツ前後(保険込み)で、人数が多ければコスパも悪くありません。
自分のペースで走れるので、途中で寄り道したり、郊外の穴場遺跡に立ち寄ったりすることも可能です。
ただし、タイの交通ルールや運転マナーには注意が必要。
特に市内の渋滞やバイクの多さに慣れていないと大変なので、海外での運転に自信がある人向けです。
※バンコクでレンタカーを格安で借りる方法はこちらの記事をご確認ください。☟
観光ツアー利用
最近人気なのが、日帰り観光ツアーです。
ホテル送迎付きで、英語や日本語のガイドが同行してくれるものもあります。
料金は1,500〜3,000バーツ前後とやや高めですが、移動の手間を考えると初心者には安心。
特に「短い滞在で効率よく見たい」という方にぴったりです。
アユタヤ観光で忘れてはいけないのが「地図」です。
遺跡は旧市街を中心に点在していて、徒歩だけではとても回りきれません。
トゥクトゥクをチャーターして回るのが定番ですが、自転車やレンタルバイクを利用する旅行者も多いです。
観光地図は駅前や遺跡入口で手に入りますし、最近はGoogleマップがとても便利。
遺跡の場所だけでなく、トゥクトゥク乗り場や食事スポットも表示されるので、スマホ片手に観光している人をよく見かけます。
バンコクからの日帰り観光でも十分楽しめますが、もし時間があるならアユタヤに1泊して、夕日や朝日の遺跡を楽しむのもおすすめです。
昼間の賑わいとはまったく違う、静かで神秘的な表情を見せてくれますよ。
「アユタヤは遠いのでは?」と思う人もいますが、実際はとてもアクセスしやすい場所。
行き方を自分のスタイルに合わせて選べば、きっとストレスなく観光を楽しめるはずです。
次にバンコク旅行を計画するときは、ぜひアユタヤを予定に入れてみてくださいね。
アユタヤ遺跡おすすめランキング

アユタヤ観光で一番ワクワクするのは、「どの遺跡を回ろうかな?」と考える時間ではないでしょうか。
実際に行ってみるとわかりますが、アユタヤはとにかく遺跡の数が多いんです。
世界遺産に登録されているエリアだけでも70を超える寺院跡があり、とても1日や半日では回りきれません。
そこでここでは、初めて訪れる方にぜひ見てほしい「アユタヤ遺跡ランキング」をご紹介します。
第1位 ワット・マハータート(Wat Mahathat)
アユタヤといえば、この遺跡を思い浮かべる方も多いはず。
樹木の根に包まれた仏頭は、アユタヤのシンボル的存在です。
近くで見ると本当に自然と一体化していて、不思議な迫力があります。
境内には首のない仏像や崩れたレンガの塔が並び、アユタヤ王朝が破壊された歴史を肌で感じられる場所。写真映えも抜群なので、外せないスポットです。
第2位 ワット・プラ・シーサンペット(Wat Phra Si Sanphet)
かつて王宮の守護寺院だった場所で、3基の大きな仏塔(チェディ)が並ぶ姿が圧巻。
青空を背景にした写真は本当に美しく、アユタヤ観光のハイライトと言ってもいいでしょう。
歴史好きの方なら、かつてここに黄金で覆われた仏像があったこと、そして1767年にビルマ軍によって破壊されたことを知ると、より感慨深くなるはずです。
第3位 ワット・ローカヤスターラーム(Wat Lokayasutharam)
全長42メートルもの巨大な涅槃仏が横たわる遺跡。
見た瞬間に「わぁ!」と声をあげてしまうほどの迫力。
屋外にあるので、青空の下で見る涅槃仏はとても開放的で、訪れるだけで心が落ち着くような気持ちになります。
仏像の前にはお参り用の小さな像や花飾りもあり、現地の人々が大切にしている雰囲気を感じられるのも魅力です。
第4位 ワット・ヤイ・チャイモンコン(Wat Yai Chai Mongkhon)
高さ72メートルの大仏塔がそびえる、アユタヤ随一の見ごたえスポット。
塔の上に登れば、アユタヤの街並みを一望できます。
境内にはオレンジ色の袈裟をまとった仏像がずらりと並び、写真映えも抜群。遺跡の中では比較的整備されていて歩きやすいので、初めてのアユタヤ観光におすすめです。
第5位 ワット・チャイワッタナラーム(Wat Chaiwatthanaram)
チャオプラヤー川沿いに建つ壮大な遺跡で、個人的には「一番ロマンチック」だと思う場所。
中央にそびえる大きな仏塔と周囲の小塔の配置が美しく、特に夕暮れ時の景色は必見です。
オレンジ色の空を背景にシルエットが浮かぶ姿は、思わず時間を忘れて見入ってしまうほど。
撮影スポットとしても人気があります。
※ワット・チャイワッタナラームについて詳しくはこちらの記事をご覧ください。↓
もちろん、これ以外にも魅力的な遺跡はたくさんあります。
例えば「ワット・ラーチャブラナ」の繊細な装飾や、「ワット・プーカオトーン」の真っ白な塔も見逃せません。
でも、初めて訪れるなら、まずはランキング上位の定番スポットを押さえるのが安心です。
アユタヤ観光のポイントは「全部を見ようとしない」こと。
欲張ってあれもこれもと詰め込むと、ただ移動で疲れてしまいます。
おすすめは、ランキング上位の中から3〜4ヶ所を選んで、じっくり見学すること。
自分のお気に入りを見つけられれば、それだけで旅は大成功です。
アユタヤは遺跡そのものの迫力もさることながら、そこに吹く風や、静かに過ごす人々の姿も含めて魅力。
ランキングを参考にしながら、自分だけの“アユタヤの思い出”を見つけてくださいね。
アユタヤ観光の費用

旅行の計画を立てるときに、やっぱり気になるのが「どれくらいの予算が必要なのか?」ということ。
アユタヤ観光は、遺跡をめぐるのがメインなので、実はとてもお財布にやさしいんです。
日本のテーマパークで1日遊ぶよりも安く、世界遺産の雰囲気をたっぷり味わえるんですよ。
ここでは、入場料や交通費、ツアー料金の目安をまとめてみました。
アユタヤ遺跡の入場料
アユタヤの遺跡は「無料で見られる場所」と「有料で入場できる場所」があります。
有料といっても高額ではなく、ほとんどが 1ヶ所50バーツ(約200円)前後。
例えば、
- ワット・マハータート:50バーツ
- ワット・プラ・シーサンペット:50バーツ
- ワット・ヤイ・チャイモンコン:20バーツ
- ワット・チャイワッタナラーム:50バーツ
といった感じです。主要どころをまとめて回っても合計300バーツ(約1,200円)ほど。
世界遺産をこれだけ見られてこの値段は、ちょっと驚きですよね。
さらに「共通チケット」という便利なものもあり、主要な6ヶ所の遺跡にまとめて入場できて 220バーツ。1日かけてしっかり観光するなら、このチケットを購入したほうが断然お得です。
共通チケットで入れる6ヶ所
- ワット・マハータート(木の根に取り込まれた仏頭で有名)
- ワット・ラチャブラナ(地下室の壁画と大きな塔が見どころ)
- ワット・プラ・シーサンペット(三つ並んだ仏塔がアユタヤの象徴)
- ヴィハーン・プラ・モンコン・ボピット(巨大な黄金仏が安置されている)
- ワット・プラ・ラーム(池に映える塔が美しいスポット)
- ワット・チャイワッタナラーム(夕日の名所としても人気)
この6ヶ所はどれも「アユタヤ観光の定番」と言える遺跡ばかりなので、1日観光するなら共通チケットで効率よく回るのがおすすめです。
※ワット・プララームについて詳しくはこちらの記事をご覧ください。↓
トゥクトゥクの料金
アユタヤ観光といえば、やっぱりトゥクトゥク!
駅や観光エリアの入口にはたくさんのトゥクトゥクドライバーが待っていて、「どこ行く?」と声をかけてきます。
料金の目安は 1時間200〜300バーツ。
半日(3〜4時間)でまわるなら600〜900バーツくらいが相場です。
トゥクトゥクは4人くらいまで一緒に乗れるので、グループで割ればお得感アップ。
私は友人と3人でシェアして、1人あたり300バーツ(約1,200円)で半日しっかり遺跡巡りできたことも。
注意点は、ドライバーによって提示額がかなり違うこと。
必ず乗る前に「合計いくら?」と確認し、できれば行きたい遺跡を地図やメモで示すとスムーズです。
自転車・バイクで回る場合
コストを抑えつつ、自由にまわりたい人にはレンタル自転車がおすすめ。
料金は 1日50〜100バーツ。
日本円にすると数百円で借りられるので、超格安です。
風を浴びながらのサイクリングは気持ちいいですが、日差しが強烈なので帽子や水は必須アイテム。
もう少し行動範囲を広げたいならレンタルバイクも便利。
料金は 1日200〜300バーツ。郊外の穴場遺跡まで足をのばせます。
ただし交通量が多く、道も日本ほど整っていないので、運転に慣れている人向けですね。
観光ツアーの料金
「交渉が不安」「効率よく回りたい」という方にはツアーもおすすめです。
料金の目安は:
- 日帰りバスツアー(昼食付き):1,500〜2,500バーツ
- 日本語ガイド付きプライベートツアー:3,000〜5,000バーツ
- ボートクルーズ付きツアー:2,000〜3,000バーツ
ツアーは移動や入場料がセットになっていることが多く、ガイドさんの説明も聞けるので、遺跡の歴史背景をしっかり知りたい人にぴったりです。
食事やちょっとした出費
遺跡周辺には屋台や小さな食堂がたくさんあり、タイ料理は1食50〜100バーツほど。
カオマンガイ(チキンライス)やパッタイ(焼きそば風料理)は、日本人の口にも合いやすくおすすめです。
冷たいドリンクは20バーツ前後なので、観光の合間に気軽に休憩できますよ。
アユタヤ観光は「安いのに満足度が高い」旅行先。
入場料も交通費も数百円単位で済むので、気になる遺跡は全部見てまわっても大きな出費にはなりません。あとは「どの移動手段を選ぶか」「ツアーを利用するか」で料金が少し変わるだけ。
無理なく自分のスタイルに合わせてプランを組めるのがアユタヤの魅力です。
アユタヤ観光モデルコース

アユタヤは世界遺産に登録されているだけあって、遺跡の数がとにかく多いんです。
初めて行くと「どこから回ればいいの?」「半日しかないけど大丈夫?」と迷ってしまう人も多いはず。
そこで、ここでは「半日でサクッと楽しむコース」と「1日じっくり満喫するコース」をご紹介します。
旅行のスタイルや滞在時間に合わせて、自分に合うルートを選んでみてくださいね。
半日モデルコース(3〜4時間)
時間が限られていても、アユタヤの「見どころだけは絶対押さえたい!」という方におすすめのコースです。
午前出発パターン(バンコクから日帰り)
- ワット・マハータート(木の根に取り込まれた仏頭を見学)
- ワット・ラチャブラナ(登れる塔と地下室の壁画を体験)
- ワット・プラ・シーサンペット(アユタヤの象徴・三つ並んだ仏塔)
- ヴィハーン・プラ・モンコン・ボピット(巨大な黄金仏を参拝)
この4ヶ所を回れば「アユタヤらしさ」をしっかり感じられます。
移動はトゥクトゥクをチャーターするのが効率的で、だいたい3時間あれば十分。
時間が余れば近くの屋台で軽く食事をするのもいいですね。
午後出発パターン(夕日狙い)
- ワット・ヤイ・チャイモンコン(大きな涅槃仏と修行僧が映える寺院)
- ワット・チャイワッタナラーム(夕日の名所でフォトジェニックな時間)
夕方から行くなら、この2ヶ所を中心に。
特にチャイワッタナラームの夕日は、アユタヤ観光のハイライトといってもいい美しさです。
1日モデルコース(6〜8時間)
「せっかく来たからいろいろ見たい!」という方は、1日フルでアユタヤを堪能しましょう。
朝から行動すれば、主要な遺跡をほとんどカバーできます。
午前
- ワット・ヤイ・チャイモンコン(修行僧と仏像が並ぶ荘厳な空気)
- ワット・マハータート(定番の木の根仏頭を見学)
- ワット・ラチャブラナ(塔に登ってアユタヤの街を一望)
ランチ
遺跡周辺や川沿いのレストランで「アユタヤ名物・エビの川魚料理」や「川沿いのタイ料理ランチ」を楽しむのがおすすめです。
カオパット(チャーハン)やパッタイも外れなし。
午後
4. ワット・プラ・シーサンペット(アユタヤのシンボル的存在)
5. ヴィハーン・プラ・モンコン・ボピット(黄金仏を見学)
6. ワット・プラ・ラーム(池に映る遺跡がフォトジェニック)
7. ワット・チャイワッタナラーム(夕日をバックに撮影タイム)
このルートなら主要遺跡はほぼ網羅。
トゥクトゥクで効率よく移動すれば、1日でアユタヤを満喫できます。
移動のコツ
- 半日なら「トゥクトゥクの時間貸し」がベスト。
- 1日なら「共通チケット+トゥクトゥク」で効率よく。
- 夕日を見るなら ワット・チャイワッタナラームを最後に組み込む のが鉄板です。
「半日コース」なら短時間で見どころを凝縮して回れますし、「1日コース」なら歴史のスケールをじっくり味わえます。
どちらにしても、アユタヤは期待を裏切らない観光地。
時間に合わせてうまくルートを組めば、忘れられない1日になること間違いなしです。
アユタヤ観光の穴場スポット

アユタヤといえば、定番スポットが真っ先に思い浮かびます。
でも、観光客で賑わう場所を避けて、静かに歴史の息づきを感じられる穴場も実はたくさんあります。
私自身、「ここに来てよかった」と心から思える、特別なスポットをご紹介します。
ワット・プーカオトーン
郊外にある ワット・プーカオトーン。
白亜の仏塔が青空に向かってそびえ立つ姿を見上げると、自然と胸が高鳴ります。
長い階段を息を切らしながら登った先には、アユタヤの田園風景と遺跡群が一望できる絶景が広がっていました。
「来てよかった…」と思わずつぶやくほど感動的です。
夕方に訪れると、オレンジ色に染まる田んぼや村の景色が柔らかく輝き、まるで絵画の中に迷い込んだかのよう。
観光客が少ないので、ベンチに腰掛けて風に吹かれながら、ぼんやりと時間を過ごすのも格別です。
ワット・プラ・ラーム
広々とした境内に古い仏塔や涅槃仏の跡が点在する ワット・プラ・ラーム。
人影も少なく、レンガのひんやりとした感触や苔の香りを感じながら歩くと、まるでタイムスリップしたかのよう。
歴史を静かに感じたい人、心を落ち着けたい人にぴったりの穴場です。
私もここで、足を止めて手を合わせながら
「今の自分は、過去の人々の積み重ねの上に立っているんだな」
としみじみ感じました。
ワット・マハプラバート
木々に囲まれた ワット・マハプラバート は、まさに隠れ家のような小さな寺院。
古びたレンガ造りの仏塔が静かに佇み、鳥のさえずりや風の音が心地よく響きます。
観光客が少ないので、周囲の自然と歴史を独り占めできる贅沢な時間を味わえました。
ワット・ターカーローン
広大な敷地を持つワット・ターカーローンは、タイ人にとっても人気の寺院です。
特に注目すべきは、緑色のクリスタル仏をはじめとする8種類のクリスタル仏が安置されている点です。
さらに、境内には「タンブンマシーン」と呼ばれるロボットが設置され、参拝者にお布施を呼びかけています。
川沿いの小さなお寺めぐりも楽しい
もし時間に余裕があるなら、ボートクルーズに参加して川沿いのお寺を巡るのもおすすめです。
船から眺めるライトアップされた遺跡は幻想的で、昼間とは全く違った顔を見せてくれます。
私自身、夕暮れの川沿いから見たチャイワッタナラームのシルエットが忘れられなくて、今でもアユタヤを思い出すたびに、あの光景が自然に目に浮かびます。
アユタヤ観光では、定番スポットを訪れるだけでも十分ですが、穴場を組み込むことで旅の楽しみがぐっと深まります。
丘から絶景を眺める ワット・プーカオトーン、静かに歴史を感じられる ワット・プラ・ラーム や ワット・マハプラバート、クメール様式の仏塔が特徴的な ワット・ラチャブラナ、そして美しい庭園と西洋建築が調和した バンパイン宮殿。
さらに川沿いの小さなお寺めぐりを取り入れれば、昼と夜で異なるアユタヤの表情を味わうこともできます。
トゥクトゥクや象乗りを使い、地図を片手に自分だけのお気に入りスポットを見つけてみてください。
静かで心に残る時間を過ごすなら、穴場巡りこそが、半日でも充実したアユタヤ観光の秘訣です。
※パンパイン宮殿について詳しくはこちらの記事をご覧ください。 ↓
アユタヤ観光体験

アユタヤ観光の魅力は、遺跡巡りだけではありません。
せっかくタイまで来たなら、歴史の石像を眺めるだけでなく、この国ならではの文化や習慣を「体験」として味わってほしいんです。
象に乗って遺跡を見下ろしたり、托鉢で僧侶と朝を迎えたり、水上マーケットで屋台飯をかき込んだり…。
五感をフルに使って旅をすると、ただの“観光地”が一気に“生きた思い出”に変わります。
ここからは、アユタヤで楽しめる文化体験を、実際に行ける場所やちょっとしたコツと一緒に紹介していきますね。
象乗り体験
アユタヤ観光といえば「象乗り」。
これを体験しないと始まらない!…という人も多いくらい定番です。
有名なのが 「Ayutthaya Elephant Palace & Royal Kraal(ワン・チャン・アユタヤ・レ・パニャット)」。
ここでは観光用に装飾された象の背中に乗って、ゆっくりと遺跡の周りを散策できます。
高い位置から眺める景色は本当に特別で、カメラを向ければ写真映え間違いなし。
自分がまるで映画の登場人物になったような気分に浸れます。
ただし近年は「象の福祉」についての声も高まっているので、長時間のライドは避けたり、餌やりや写真撮影だけ楽しんだりと、自分なりに無理のない方法を選ぶのがおすすめ。
実際「乗らなくても、近くで触れ合うだけで十分楽しかった!」という旅行者も多いですよ。
托鉢体験
アユタヤに泊まるなら、ぜひチャレンジしてほしいのが 托鉢(タクバート)。
まだ空気がひんやりしている早朝、オレンジ色の袈裟をまとった僧侶たちが静かに歩いてきます。
その姿に道端で地元の人々が供物を手渡す…ほんの数分の出来事ですが、そこにはタイ人の信仰と生活が凝縮されています。
托鉢体験におすすめのお寺は:
- Wat Phanan Choeng Worawihan(ワット・パナンチューン)
- Wat Yai Chai Mongkhon(ワット・ヤイ・チャイモンコン)
Wat Phanan Choeng Worawihan(ワット・パナンチューン)は巨大な座仏でも有名で、朝の托鉢風景をよく見られる場所。
Wat Yai Chai Mongkhon(ワット・ヤイ・チャイモンコン)は境内で供物セットを買えるので、観光客でも気軽に参加可能。
お供えは市場(例:Chao Phrom Market)で前日に用意してもOK。
僧侶に差し出した瞬間、静かに唱えられるお経と合掌…
この体験はきっと、帰国後も心に残り続けます。
水上マーケット
「ちょっと遊び心を加えたいな」というときは、「Ayothaya Floating Market」 に足を運んでみてください。
規模はバンコクのダムヌンサドゥアックなどに比べると小さいですが、木造の店並みや水辺の雰囲気はアユタヤならでは。
船に揺られながら屋台の食べ物を受け取ったり、水辺の舞台でタイ舞踊を眺めたりと、ちょっとしたテーマパーク感覚で楽しめます。
ここで食べるパッタイやココナッツアイスは、旅の疲れを吹き飛ばす美味しさ。
歩き疲れた午後にぴったりの寄り道スポットです。
※バンコクの水上マーケットについて詳しくはこちらの記事をご覧ください。↓
タイ料理体験
食べるだけでなく「自分で作る」という体験もおすすめ。
例えば 「Ayutthaya Boat & Travel」 では、タイ料理クラスを開催しています。
市場で食材を仕入れてから料理を学び、最後はみんなでテーブルを囲む…。
「辛さはこのくらいで大丈夫?」と先生と笑い合いながら作ったトムヤムクンは、食べた瞬間に一生の思い出になります。
また、アユタヤ名物「ロティー・サイマイ(綿菓子クレープ)」の有名店 「Abeedeen-Pranom Roti Sai Mai」では、巻く工程を見せてもらえることも。
運がよければ、自分で作らせてもらえるかもしれません。
お寺での特別体験|お経・祈祷・金箔貼り
ちょっと静かに心を落ち着けたいときには、お寺での体験がぴったり。
Wat Na Phra Men Worawihan(ワット・ナ・プラメーン)では、僧侶と一緒にお経を唱えたり、祈祷を受けられることもあるそうです。
Wat Phanan Choeng(ワット パナンチューン)や Wat Yai Chai Mongkhon(ワット ヤイチャイモンコン) では、仏像に金箔を貼る体験が可能。
小さな金箔をそっと貼り付ける瞬間、自然と手を合わせたくなるはずです。
こうしたひとときは、遺跡巡りでは味わえない“もう一つのアユタヤ”を感じさせてくれます。
ボートクルーズ
最後にもうひとつ。水の都アユタヤを実感するなら、ボートクルーズは外せません。
夕方に乗れば、夕陽に照らされる遺跡が水面に映り込み、ため息が出るほど美しい景色に出会えます。
- 代表的な乗り場:チャンタラカセーム国立博物館前の桟橋(U-Thong Rd.)
- 手配先例:Ayutthaya Boat & Travel Ayutthaya Boat & Travelホームページ
交渉次第で寄り道スポットや時間を調整できるのも、ローカル旅っぽくて楽しいですよ。
アユタヤは「遺跡の街」として有名ですが、実際に行ってみると、そこには体験すべき“生きた文化”がたくさんあります。
象に乗ってワクワクしたり、托鉢で心が洗われるような朝を過ごしたり、水上マーケットで食べ歩きしたり…。
そして、料理や祈祷の体験を通じて「観光」以上のものを持ち帰ることができるんです。
ぜひ次の旅では、遺跡巡りだけじゃなくこうした体験も組み込んでみてください。
きっと数年後でも、「あの托鉢の静かな朝」「自分で作ったトムヤムクンの味」が鮮やかに思い出せるはずです。
アユタヤ観光の服装とマナー

アユタヤに来たら、やっぱり寺院巡りは外せませんよね。
でも、ただ歩くだけじゃもったいないんです。寺院はタイの人々にとって神聖な場所。
ちょっとした気配りで、観光がぐっと心地よくなり、心に残る特別な体験に変わります。
「どんな服を着れば安心かな?」
「寺院でのマナーって具体的にはどうすればいい?」
こんな疑問を持つ方も多いと思います。
そこでここでは、私自身の体験も交えながら、アユタヤ観光での服装のコツや寺院マナーを、わかりやすくまとめてみました。
少し意識するだけで、旅の楽しさや安心感がぐっと増しますし、写真映えも格段に良くなるんですよ。
寺院参拝にふさわしい服装
アユタヤの寺院では、肩や膝を出す服装は避けるのが鉄則です。
特に ワット・プラ・シー・サンペット や ワット・マハタート のような有名寺院では、服装チェックがあることもあります。
- トップス:肩をしっかり覆うTシャツやブラウス
- ボトムス:膝丈以上のスカート、またはゆったりした長ズボン
- 靴:脱ぎやすいサンダルが便利
暑いタイでは軽装が基本ですが、寺院訪問用に「サロン」や「ショール」を持っておくと安心です。
私も初めて訪れたとき、急に寺院に立ち寄ることになりましたが、サロンがあったおかげで気後れせずに参拝できました。
ちょっとした準備で、旅の安心感や心地よさが格段に変わるんです。
寺院でのマナー
寺院でのマナーは、見た目以上に旅の心地よさを左右します。
ほんの少し意識するだけで、景色や仏像の美しさをより深く味わえます。
- 仏像や仏塔の頭より上に座らない・足を向けない
仏像や僧侶に足を向けるのは失礼です。
写真を撮るときも、うっかり忘れないように注意しましょう。 - 僧侶への接触は避ける
女性は僧侶に触れないように。
手渡しで物を渡す場合は、床に置くか仲介の人を通すと安心です。 - 静かに歩く
大声で話したり走ったりすると、寺院の神聖な空気が壊れてしまいます。
私も最初は少し緊張しましたが、このちょっとした配慮を守るだけで、自分の心まで落ち着きました。
周りの人々の静かな雰囲気に触れながら歩くと、自然と景色や仏像に集中できるんですよ。
まるでタイの歴史と文化の中に溶け込むような感覚です。
帽子・サングラス・荷物の扱い
寺院内では帽子やサングラスは外すのが基本です。
礼拝堂や仏像の前では、帽子を脱いで静かに見学しましょう。
また、バッグやリュックは前に抱えるか、床に置く場合は仏像に向けないように気をつけて。
こうしたちょっとした心遣いが、旅の体験をより快適で心地よいものにしてくれます。
写真撮影のマナー
アユタヤの寺院はどこも絵になるので、つい写真を撮りたくなりますが、少しだけ気をつけると楽しさがさらに増します。
- フラッシュは避ける:仏像や壁画を傷める恐れがあります。
- 他の参拝者の邪魔をしない:托鉢やお祈り中の人の前で立ち止まらないように。
- ポーズに注意:仏像の前で大げさなポーズを取ったり、足を向けたりしないように。
私も写真を撮るのが大好きですが、ここでは少し控えめにして自然な光景を残すのが一番素敵だと感じました。
写真として残るのはもちろんですが、周りの人々に敬意を払うことで、自分も心から気持ちよく楽しめるんです。
季節や気候に合わせた服装
アユタヤは年間を通して暑く、乾季と雨季があります。
通気性の良い服が快適です。
雨季は突然のスコールもあるので、折りたたみ傘や軽いレインコートを持っておくと安心。
私も雨季に訪れたとき、傘を持っていたおかげで観光の流れを中断せず楽しめました。
小さな準備が、大きな安心感や自由度につながるんですよね。
アユタヤの寺院巡りは、服装やマナーに少しだけ気を配るだけで、ぐっと楽しさと心地よさが増します。
肩や膝を覆う服装、僧侶や仏像への配慮、静かに歩くこと、写真撮影のマナーを守るだけで、旅の体験はより豊かで特別なものになります。
せっかく訪れるなら、歴史や文化を肌で感じながら、ゆったりと寺院を巡ってみてください。
目で見て、耳で聞き、肌で感じることで、ただの観光以上の「生きたアユタヤ体験」になります。
次にアユタヤを訪れたら、自分なりのペースで歩きながら、歴史の香りや人々の生活に触れてみてくださいね。
ちょっとした発見や笑顔に出会いながら、心も体も満たされる、忘れられない旅になること間違いなしです。
まとめ
今回ご紹介したアユタヤ観光のポイントは、料金や行き方、所要時間、服装の注意点から、トゥクトゥクや象乗りを活用した半日モデルコース、効率的なおすすめルート、さらには穴場スポットまで幅広くカバーしました。
アユタヤ遺跡とは、ただの観光名所ではなく、過去と現在が交錯する場所。
壊れた寺院や崩れかけた仏像を目にすると、歴史の重みを感じるだけでなく、自分自身の歩みや人生の選択を振り返るきっかけにもなります。
私にとってアユタヤは、新しい挑戦に踏み出す前の準備期間という人生の節目に訪れた場所でした。
観光ツアーで人気のランキングスポットを巡るのももちろん楽しいですが、地図を片手にトゥクトゥクで穴場を回ったり、象乗りでのんびり遺跡を見渡したりする体験こそ、自分だけの思い出になると思います。
また、半日で効率よく回るモデルコースを意識すれば、所要時間を無駄にせず、料金も抑えながら充実した観光が可能です。
服装も暑さや歩きやすさを考慮すると、遺跡巡りの快適さがぐっと上がります。
アユタヤ観光は単なる歴史散策ではなく、自分自身の人生の物語と重ね合わせ、過去の栄華や破壊を体感しながら未来を考える特別な時間になり得ます。
地図を片手におすすめルートを回り、ランキングや定番スポットと自分だけの穴場を組み合わせることで、誰もが忘れられないアユタヤ体験を作ることができます。
歴史に触れ、自分の歩みを見つめ直す旅として、ぜひ次のアユタヤ観光に出かけてみてください。