バンコク観光といえば、王宮や寺院ももちろん魅力。
でも、少し視点を変えて“地元のエネルギーを肌で感じたい”なら、中華街「ヤワラート(Yaowarat)」は絶対に外せません。
タイ在住の私、ムーランも、タイに移住する前は観光で何度も訪れ、今でもブリーラムからバンコクに足を運ぶたびにワクワクする場所です。
ヤワラートは、昼は市場や金行(ゴールドショップ)で地元の人々の生活を感じられる町。
そして、夜は屋台グルメとネオンが織りなす異国情緒たっぷりの街並み。
まさにバンコク観光のハイライト。
フカヒレスープや牡蠣オムレツをはじめ、食べ歩きの魅力も満載です。
この記事では、バンコク中華街の歴史や雰囲気、行き方、治安や服装、観光モデルコース、またグルメや買い物に役立つ情報をご紹介しています。
バンコク中華街の歴史と雰囲気

バンコクに来たら、絶対に一度は足を運んでほしいのが
バンコク中華街ヤワラート(Yaowarat)
です。
私自身も初めて訪れたときは、街に足を踏み入れた瞬間、その独特の空気にぐっと引き込まれてしまいました。
地元の人々も観光客も、みんな一緒になって歩く通りは、まさに“生きている街”。
あ昼間は市場や商店で買い物する生活感が漂い、夜になると通り中がネオンに照らされて、街全体がまるで映画のセットのように輝きます。
ヤワラートの歴史
ヤワラートは「タイ最大の中華街」として知られ、200年以上の歴史を誇ります。
起源はラーマ1世(1782年即位)の時代にさかのぼります。
もともと中国系移民は、現在の王宮(王宮広場周辺)に住みながら商売をしていました。
しかし、ラーマ1世が新しい王宮を建設するにあたり、彼らは現在のヤワラート周辺へ移住。
そこで再び商売を始めたのが、この街の始まりです。
19世紀に入ると、中国からの移民がさらに増え、金行(ゴールドショップ)、漢方薬局、乾物屋、布地商など、生活に欠かせない商売が軒を連ねるようになりました。
ヤワラートは単なる「移民の街」ではなく、タイ経済を支える大きな商業の拠点へと発展していったのです。
特に有名なのは「金行」。
中国人にとって金は富の象徴であり、貯蓄の手段でもあるため、今でもヤワラートの通りには金色に輝く看板がずらりと並びます。
また、漢方薬局や乾物屋には、何世代にもわたって商売を続けてきた老舗も少なくありません。
店先に積まれた乾物や薬草は、どれも歴史の重みを感じさせてくれます。
私が歩いたときに特に印象的だったのは、昔ながらの中国語の看板や木造の古い建物の間を、最新の車やバイクがひっきりなしに行き交う光景です。
伝統と現代が入り混じり、不思議な活気を生み出しているのがヤワラートの大きな魅力だと思います。
さらに、このエリアは中華系タイ人が築き上げてきた文化の中心でもあり、旧正月(チャイニーズニューイヤー)や中秋節など、中国由来のお祭りが盛大に祝われます。
赤いランタンが街中を彩るその景色は、まるでタイにいながら本場の中国にタイムスリップしたような気分にさせてくれます。
ヤワラートの歴史を知ってから歩いてみると、ただの観光地ではなく「200年以上にわたり人々が生きてきた街」として、より一層魅力が感じられるはずです。
ヤワラートの雰囲気
街を歩けば、赤いランタンや中国語とタイ語の看板が頭上や通りを彩り、まるで色と文字の洪水の中を歩いているよう。
屋台から漂う香ばしい匂いに誘われつい手を伸ばしてしまう一方で、最近は観光客向けのおしゃれなカフェやレストランも増え、ノスタルジックさと新しさが絶妙に入り混じる景色が広がります。
昼間は地元の人々が市場で漢方薬や金製品を買う姿が見られ、「この街の暮らしってどこか温かいな」と感じさせてくれますが、夜になると街は一変。
通りいっぱいに屋台が並び、フカヒレスープや牡蠣オムレツの匂いが漂う中、赤や黄色のネオンに照らされて歩くだけで心が踊ります。
私自身も「次は何を食べようかな」と迷う時間がたまらなく楽しいものでした。
アクセスが良いのも魅力のひとつで、MRTやタクシーで中心部から簡単に行けるため、日本人旅行者にも人気です。
短時間で「食べ歩き」「買い物」「観光」が楽しめ、女性一人旅でも安心して歩ける雰囲気があります。
寺院や王宮観光とはまた違う“バンコクの一面”を体験できるヤワラートは、まさに旅行のハイライト。
特に夜のネオンに照らされた通りを歩きながら屋台をはしごしていると、「ああ、私、今バンコクにいるんだな」と胸がいっぱいになります。
初めて訪れる人もリピーターも、この街ならではの熱気と人情を存分に味わえるはずです。
バンコク中華街への行き方

初めてヤワラートに行くときに一番気になるのが、「どうやって行けばいいの?」ということですよね。
実は、中華街へのアクセスは意外なほどシンプル!電車(MRTやBTS)、タクシー、トゥクトゥク、徒歩など、選択肢はいくつもあります。
今回は旅行者でも迷わず楽しめる、おすすめの行き方をまとめました。
MRTワットマンコン駅から徒歩
一番安心でわかりやすいのは、地下鉄MRTを利用する方法です。
MRTブルーライン
ワットマンコン駅(Wat Mangkon)
で降りれば、そこがもう中華街の入り口!
地上に出た瞬間、赤や金色の派手な看板が目に飛び込んできて、「あ、ここがチャイナタウンだ!」とテンションが上がります。
駅から出てすぐ賑やかな通りに入れるので、方向音痴でも心配なし。
観光客の多くがこのルートを選んでいるのも納得です。
BTSからのアクセス
BTS(スカイトレイン)を使う場合は、少し工夫が必要です。
BTSだけでは中華街のすぐ近くまでは行けないので、
サパーンタクシン駅(Saphan Taksin)から船に乗るルート
がおすすめ。
チャオプラヤー川を渡る船に揺られながら、川沿いの景色を楽しめば、ちょっとしたクルーズ気分を味わえます。
船を降りてからは徒歩やタクシーでヤワラート通りへ。
少し手間はかかりますが、その分「旅してる!」というワクワク感が強いルートです。
タクシー・トゥクトゥクを使う場合
「夜に行きたいから電車よりドアツードアで行きたい」「歩きたくない」という人には、タクシーやトゥクトゥクが便利です。
バンコク中心部(サイアムやスクンビット周辺)からなら、渋滞がなければ20〜30分程度で到着。
料金も日本と比べればかなり安いので、数人で割り勘すればとてもお得です。
ただし、夜はヤワラート通り周辺が混雑しやすく、車が奥まで入れないことも。
そのときは手前で降りて、屋台やネオンを眺めながら歩くのもまた楽しいですよ。
※バンコクのタクシーについて詳しくはこちらの記事をご覧ください。↓
徒歩でのアクセス(王宮エリアから)
王宮やワットポー、ワットアルンなどの寺院観光をしたあとに立ち寄るなら、徒歩で中華街へ向かうのもアリです。
チャオプラヤー川を渡って15〜20分ほど歩けばヤワラートに到着。
途中にはローカル市場や食堂も点在していて、寄り道しながら街歩きを楽しめます。
観光地のきらびやかさとはまた違う、生活感あふれるバンコクの一面に触れられるのも魅力です。
- とにかく迷わず行きたい人 → MRTワットマンコン駅が一番安心
- 観光気分も味わいたい人 → BTS+船でチャオプラヤー川をクルーズしながらアクセス
- ラクに移動したい人 → タクシーやトゥクトゥクで直行
- 街歩きを楽しみたい人 → 王宮から徒歩で散策気分
どのルートを選んでも、中華街に入った瞬間から別世界のような雰囲気が広がります。
夜ならネオンが輝き、昼なら市場の熱気に包まれて、「ここは本当にバンコク?」と驚くはず。
アクセスの方法も旅の思い出のひとつになるので、自分のスタイルに合った行き方を選んでみてください。
バンコク中華街観光の注意点

ヤワラート観光時の注意点
ヤワラートは昼も夜も人でいっぱい。
ネオンが光る夜の雰囲気なんて本当にワクワクしますし、基本的に治安も悪くありません。
ただし、あまりに人が多いので「油断は禁物」です。
食べ歩きに夢中になっていると、バッグの口が開いているのに気づかない…なんてことも。
小さめのショルダーバッグを前に掛けるだけで安心感が全然違いますよ。
また、ヤワラートの道はとにかくにぎやか。
屋台がずらっと並び、車やバイクも遠慮なく走ってきます。
歩いていると「え、ここ通っていいの?」と思うような細い道もありますが、それも含めて中華街らしさ。
横断歩道があっても車が止まらないことが多いので、渡るときは慎重に。
もし写真をじっくり撮りたいなら、夜のピークタイムよりも夕方のまだ少し明るい時間帯のほうがおすすめです。
※バンコクの治安について詳しくはこちらの記事をご覧ください。↓
ヤワラート観光の持ち物と服装
「身軽に動けるか」が、ヤワラート観光を楽しむカギ。
大きなリュックは避けて、スマホ・財布・モバイルバッテリー・ウェットティッシュくらいで十分です。
特にウェットティッシュは食べ歩きの強い味方。
手がベタベタしても、さっと拭けて快適です。
昼間に行く場合は日差しがかなり強いので、日焼け止めや帽子も忘れずに。
折り畳み傘はスコール対策としても便利です。
服装は、昼はとにかく暑いので、Tシャツに軽いパンツやスカートなど動きやすい服がおすすめです。
靴は歩きやすいスニーカーやサンダルがベスト。
夜に出かける場合はそこまで気を使わなくても大丈夫ですが、観光後にお寺に立ち寄る予定がある方は、肩や膝を隠せる服を選んでおくと安心です。
ヤワラートエリアのホテル
「中華街の雰囲気を朝から夜まで満喫したい!」という方は、ヤワラートエリアのホテルやゲストハウスに泊まるのもアリ。
ただし、夜遅くまでにぎやかなので静かな環境が好きな人にはちょっと不向きかもしれません。
落ち着いて過ごしたいなら、MRTフアランポーン駅周辺やシーロム方面のホテルがおすすめ。
そこからヤワラートまでタクシーや電車でサッと行けますよ。
※バンコクのホテルについて詳しくはこちらの記事をご覧ください。↓
ヤワラート観光はにぎやかさと活気が魅力。
ただ、人混みとスリだけは要注意。
荷物を減らして動きやすい服装で行けば、食べ歩きも街歩きも思う存分楽しめます
バンコク中華街訪問のおすすめの観光シーズンと時間帯

ヤワラート観光のベストシーズン
バンコクの観光シーズンといえば、やっぱり 11月〜2月の乾季。
この時期は雨が少なく、気温も比較的過ごしやすいので、食べ歩きや街歩きには最高のコンディションです。
日中も汗だくになることはありますが、雨に降られて屋台が一斉に片付けられる心配が少ないのは嬉しいポイント。
逆に 3月〜5月の暑季は、歩くだけで体力を奪われるような暑さ。
もしこの時期に行くなら、夕方以降の散策がおすすめです。
6月〜10月の雨季はスコールがあるので、折り畳み傘を持っていくと安心。
雨に打たれると一気に屋台が閉まることもあるので、観光のタイミングを見計らう必要があります。
ヤワラートの昼と夜
ヤワラートは「昼」と「夜」で表情がガラッと変わります。
- 昼間の中華街
地元の市場や薬草店、金行(ゴールドショップ)などが中心。
観光客も少なめで、ゆったり散策できる時間帯です。
写真を撮るなら建物のディテールや市場の雰囲気がしっかり見えるので、昼も意外と穴場なんですよ。 - 夜の中華街
本番はやっぱり夜! ネオンが灯ると一気に雰囲気が変わり、屋台がずらりと並んで大混雑。
食べ歩きが好きなら、夜は絶対に外せません。
ただし金曜や土曜は特に混み合うので、少し早めに行くとスムーズに屋台を楽しめます。
ヤワラート観光のベスト時間
「食べ歩きメインなら夜」「写真や市場巡りなら昼」と分けて考えるのがおすすめです。
個人的には、
夕方17〜18時頃から歩き始めて、だんだんと夜のにぎわいに変わっていく様子を楽しむ
のが一番気に入っています。
昼間の雰囲気も少し味わえて、夜のネオンと屋台も満喫できるので、いいとこ取りなんです。
乾季の夕方から夜にかけて がベストタイミング。
暑さを避けつつ、昼と夜の魅力を両方楽しめますよ!
バンコク中華街グルメ完全ガイド

バンコク中華街に来たら、やっぱり グルメの世界に飛び込むのが一番の楽しみ。
道端で漂う香ばしい匂い、鉄板の上でジュウジュウ焼かれる音、そしてどこからともなく聞こえる威勢のいい呼び込み…。
気づけば歩きながら「ちょっと一口だけ」のつもりが、いつのまにかフルコース状態になってしまうのがヤワラートの魔力です。
屋台から老舗レストランまで、ここでは「これを押さえれば間違いない!」という食の体験を、住所やアクセス情報と一緒に紹介します。
ヤワラートの屋台グルメ
ヤワラート通りを歩き出すと、まず目に入るのが屋台の赤い提灯と湯気。
道の両側にズラッと並ぶ光景に圧倒されて、どこから手をつければいいのか迷うはずです。
フカヒレスープ:China Town Scala Shark Fins(483-485 Yaowarat Road)
赤い看板が目印です。
「こんな高級食材が路上で!?」と思わず声が出る一品。
とろみのあるスープに、ぷるんとしたフカヒレが沈んでいて、一口飲むと体にじんわり染み渡ります。
代表的なお店は
屋外席に座ってフカヒレスープをすすっていると、「ああ、自分は今バンコクにいるんだ」と実感できる瞬間が訪れます。
クイジャップ(タイ風中華スープ麺):Guay Jub Ouan Pochana
「クイジャップ(Guay Jub)」とは、米粉の平たい麺をくるくる巻いた“ロール麺”を、胡椒の効いた豚スープで煮込んだ料理。
タイの中華街・ヤワラートでは大人気の屋台グルメです。
胡椒の効いたロール麺スープ。
ピリッとしたスープが夜にぴったり。
カニチャーハン:Khao Phad Pu Chang Phueak
カニチャーハンの人気屋台。
シンプルな見た目なのに一口目から「これ、すごく美味しい!」と感動。
ほぐれたカニ身の甘さと、香ばしい炒めご飯のバランスが絶妙で、気づいたらあっという間に完食していました。
日本のカニチャーハンと比べると、具材のゴロっと感とご飯の軽やかさが全然違って、まさに“タイらしい豪華B級グルメ”という印象です。
フィッシュボールヌードル:Lim Lao Ngow
ヤワラートで長年愛される老舗。
名物のフィッシュボールヌードルは、あっさりしたスープとぷりぷりの魚団子が絶妙で、一度食べれば忘れられない素朴な味わい。
観光客だけでなく地元の人にも支持される、本物の中華街グルメです。
屋台巡りのコツは「ちょっとずつシェア」。
一人でガッツリ頼むとすぐ満腹になるので、何人かで分け合いながら進むのが正解です。
ヤワラートの人気レストラン
屋台で食欲を刺激された後は、腰を落ち着けてレストランでじっくり味わうのもおすすめ。
冷房の効いた店内で一息つくと、「食の旅がまだ続いている」と実感できます。
海鮮料理:Lek & Rut Seafood
住所:Yaowarat Rd × Phadung Dao Rd の角
新鮮なエビや蟹を豪快に炒めた海鮮料理が有名。
屋台の賑わいをそのまま残しつつ、料理のクオリティは抜群です。
外のテーブルで大皿を囲むと、旅行仲間とワイワイ盛り上がれること間違いなし。
タイ風すき焼き:Thai Haeng(タイ・ヘン)
住所:Yaowarat Soi 8
地元の人に人気のタイ風すき焼き「タイ・スキ」が名物。
昼から夕方が狙い目で、素朴ながらクセになる味わいです。
燕の巣やフカヒレ料理:Lao Li Shark’s Fin Restaurant(老立魚翅酒家)
住所:457-461 Yaowarat Road
燕の巣やフカヒレ料理を、落ち着いた雰囲気の中で味わえる老舗レストラン。
ちょっと贅沢気分を味わいたい夜に。
フカヒレと燕の巣料理:Plaeng Nam Shark Fin-Bird’s Nest
住所:47 Plaeng Nam Rd
名前の通りフカヒレと燕の巣料理が看板メニュー。
屋台とは一味違う、上品な中華の世界を楽しめます。
ヤワラートで食べ歩きを楽しむコツ
- 17時スタートが吉
18時を過ぎると人の波でごった返します。
少し早めに動けば、行列回避で効率よく食べ歩けます。 - 現金必須
屋台はキャッシュオンリー。
100バーツ札と小銭を多めに持っておくとスムーズです。 - 清潔感チェック
スープがしっかり煮立っている屋台や、地元客が並んでいる屋台を選ぶのが安心です。
ヤワラートに来たら、屋台で手軽にフカヒレスープ → レストランで豪快に海鮮鍋 という黄金ルートをおすすめします。
私自身もこの組み合わせを試しましたが、「路上で立ち食いしたフカヒレ」と「テーブルを囲んで分け合う海鮮鍋」のコントラストが最高に楽しかったです。
ヤワラートは、屋台派にもレストラン派にも寄り添ってくれる街。
食欲と好奇心のままに歩いているうちに、気づけば心もお腹もいっぱいになっています。
※バンコクのナイトマーケットグルメについて詳しくはこちらの記事をご覧ください。↓
ヤワラートの買い物スポットとおすすめ土産

ヤワラートに来たら、グルメだけでなく買い物も楽しみたい!
という方も多いはず。
通り沿いには、金行や乾物屋、スパイス店、さらには雑貨屋台までぎっしり。
歩くだけで異国情緒を感じられ、「何を買おうかな?」と目移りしてしまいます。
ここでは、日本人観光客に人気の買い物スポットとおすすめ土産を、実際に歩いて見つけた“お宝”とともに紹介します。
ヤワラートの金行(ゴールドショップ)
ヤワラートを歩いていてまず目に飛び込んでくるのが、赤い看板に金色の文字が輝く金行(ゴールドショップ)。
ずらりと並ぶ店構えは、まるで街全体が金色に包まれているかのよう。
ショーケースにはネックレスやブレスレット、小さな縁起物の金貨までぎっしりと並び、思わずガラスに顔を近づけてしまうほどです。
観光客にも入りやすく、信頼できる有名店をいくつかご紹介します。
フア・セン・ヘン(Hua Seng Heng)
1951年に創業された老舗で、金の品質とデザインに定評があります。
店内にはネックレス、ブレスレット、リングなどがずらりと並び、どれも高品質な輝きを放っています。
特に中華系の伝統デザインが豊富で、地元の人々は結婚式やお祝い事の際にここを訪れるそうです。
スタッフが笑顔で相談に乗ってくれて、初心者でも安心して購入できる雰囲気でした。
小さな金のチャームやアクセサリーは観光客でも手に取りやすい価格帯なので、記念の品やお土産としてもぴったりです。
タンタックゴールド(Tang Toh Kang Gold Shop)
創業100年以上の歴史を持つ老舗で、地元の人に厚い信頼を寄せられています。
伝統を感じさせる店構えは「これぞヤワラートの金行」という存在感。
高品質な金製品を取り扱い、親切なサービスで知られています。
価格も手頃で、観光客にも利用しやすいお店です。
シェイニング・ゴールド(Shining Gold Jewelry)
洗練されたデザインと高品質な金製品が揃うジュエリーショップ。
特別な贈り物や記念日用にも最適。
伝統的なデザインからモダンなスタイルまで幅広く揃っているので、地元の人々はもちろん観光客も思わず目移りしてしまいます。
キラキラと輝くアクセサリーを前にすると、まるで自分まで華やかになったような気分に。
「こんなに光り輝くものに囲まれていたら、財布のひもが危ないな…」と心の中で苦笑いしたのも、今ではいい思い出です。
ヤワラートの乾物・スパイス店
ヤワラートを歩くいていると、乾物やスパイスの香りが鼻をくすぐり、ついつい立ち止まってしまいます。
ここには地元の人々の日常がぎゅっと詰まった専門店がずらりと並び、歩くだけでまるで小さなタイの文化探検をしている気分になれます。
Lim Jing Hieng(林真香)
ヤワラート通りにある老舗の乾物店。
店頭には干し貝柱や干しエビ、香ばしいナッツ類が並び、まるで宝石のように輝いています。
店に入った瞬間、乾物の香りと活気に包まれ、「ああ、これぞ中華街だ!」とワクワクします。
店員さんも親切で、「この干し海老はスープにすると香りが最高ですよ」と教えてくれました。
Lim Hiang Ha(林香河)
ここでは漢方薬材や中国産のスナック、珍しい香辛料まで手に入ります。
私は小さな袋に詰められたドライフルーツを試食しながら、地元の人々の会話に耳を傾け、街の息遣いを感じました。
こうした店を訪れると、観光客も手軽に中華街の味や香りをお土産にできます。
店員さんにおすすめの使い方を尋ねると、笑顔で丁寧に教えてくれるのがうれしいポイントです。
ヤワラートの乾物・スパイス店は、ただの買い物スポットではありません。
香りや色、活気に触れながら、地元の文化や生活を肌で感じる体験の場です。
街を歩きながら、手に取った乾物やスパイスを見つめるだけで、「ああ、この瞬間を旅の思い出にしたい」と心が踊ります。
中華街に来たら、ぜひ自分の足で、この活気と香りの世界を体感してみてください。
ヤワラートの雑貨・小物屋台
サンペーンレーン市場(Sampeng Lane Market)は、ヤワラートの中心部にある、手頃な価格で雑貨や小物を買える問屋街です。
赤や金を基調としたチャイナ雑貨、手作りアクセサリー、ポーチや小物入れなど、歩くだけでも目移りするほどの品揃え。
価格も30〜100バーツ程度とお手頃で、スーツケースの隙間にも収まるサイズが多いのが嬉しいポイントです。
このエリアを歩くと、屋根付きの通り沿いに小さな店舗や露店がぎっしり並び、活気ある雰囲気に包まれます。
観光客向けの可愛らしいお土産だけでなく、地元の人が日常的に使う日用品や材料も手に入るので、見て回るだけでも楽しい散策になります。
- 小銭を用意してスムーズに買い物
- 値段交渉も少し楽しめる
- 歩きやすい靴で、通りを端から端までじっくり散策
ヤワラートを訪れたら、食べ歩きだけでなく、サンペーンレーン市場でのショッピングもぜひ体験してほしいスポットです。
歩くだけで、バンコク中華街の賑わいと活気を肌で感じられます。
ヤワラートで買える日本人に人気のお土産
- パッケージがかわいいドライフルーツ・お菓子
軽くて持ち帰りやすく、ばらまき土産に最適。
特にマンゴーとドリアンチップスは鉄板人気。 - 漢方茶やハーブティー
リラックス効果や美容効果が期待でき、健康志向の方へのギフトに喜ばれます。 - チャイナ雑貨・縁起物グッズ
赤や金を基調とした飾りは部屋に置くだけで華やか。
ちょっとしたインテリアにも。 - 金行の小物・アクセサリー
リングや小さなチャームなら手頃に買えるので、記念にもおすすめ。
※タイのお土産について詳しくはこちらの記事をご覧ください。↓
バンコク中華街での買い物注意点
- 現金を必ず用意
小さな商店や屋台はカード不可。
小銭があるとやり取りもスムーズ。 - 交渉も楽しむ
タイでは値段交渉が文化の一部。
笑顔で値切るやり取りも旅の思い出に。 - 荷物は軽く
買い物で荷物が増えるので、小分け袋を持っていくと便利。
ヤワラートは、食べ歩きだけでなく買い物でも魅力がいっぱい。
金行で特別なアクセサリーを手に入れたり、乾物店で本場のスパイスを選んだり、雑貨屋台で掘り出し物を探したり…。
歩くたびに「これ欲しい!」が見つかるので、時間がいくらあっても足りません。
屋台の熱気と、店ごとの個性豊かな商品に囲まれていると、まるで宝探しをしている気分。
何度訪れても飽きないのが、中華街の買い物の魅力です。
ヤワラートの観光スポット

バンコク中華街、ヤワラートは、ただ歩いているだけで心が躍る場所。
でも、せっかく訪れるなら観光スポットを押さえて巡ることで、この街の奥深い魅力をもっと感じられます。
ここでは、私が実際に歩き回って「これは外せない!」と思った見どころを、体験談やそのときの雰囲気と一緒にご紹介します。
サムパン市場と露店街
ヤワラートの“熱気”を感じたいなら、
サムパン市場
は欠かせません。
狭い路地の両側に、乾物や果物、スパイス、布製品まで所狭しと並んでいて、歩くだけで目がキラキラしてしまいます。
お店の人に声をかけられて立ち止まるたびに、「これ何だろう?」「ちょっと味見してみたい」と興味が尽きません。
私はここで小さな袋入りのドライフルーツや、お守り代わりになるチャームを買ったのですが、売り子さんとのやり取りがまた楽しいんです。
観光というよりも、まるで街の一部に溶け込んだような気分になれます。
※バンコクの市場;チャトチャック市場について詳しくはこちらの記事をご覧ください。↓
※バンコクの市場;プラトゥーナム市場について詳しくはこちらの記事をご覧ください。↓
中華街の寺院巡り
ヤワラートには、中国文化の香りが色濃く残る寺院が点在しています。
屋台や市場のざわめきの合間に、ふと立ち寄ると、まるで別世界に迷い込んだかのような静けさに包まれます。
街歩きの喧騒の中で、ここだけ時間の流れがゆったりと緩やかになる瞬間があるのです。
ワット・マンコンカマラーム
ヤワラートの中心にあるこの中国式寺院は、赤と金の鮮やかな門や、精巧な龍の装飾がひときわ目を引きます。
境内では地元の人々が熱心に祈りを捧げており、その真剣さや丁寧な所作を目の当たりにすると、思わず胸が温かくなります。
歩きながら深く息を吸い込むと、外の通りの喧騒とはまったく違う、静かで穏やかな空気に包まれ、心の中のざわめきが自然と落ち着いていくのを感じました。
細部までじっくり見て歩けるので、写真を撮る楽しみも尽きません。
門や屋根の装飾、境内の石像を見つめながら、「こんなに美しい細工がここに残っているんだ」と何度も感嘆しました。
ワット・トライミット
この寺院の見どころは、高さ5.5メートル、重さ5.5トンの巨大な金箔仏像。
輝く黄金は光を反射してまぶしく、目の前に立つと自然と息をのんでしまいます。
その周りを歩くと、地元の人々が静かに手を合わせ、祈りを捧げる姿が目に入り、その熱気や誠実さがじんわりと伝わってきます。
街歩きで少し疲れていた心と体が、ここに来ただけでふっと軽くなるような、特別な安らぎを感じました。
屋台や市場の賑わいを楽しんだあとにふらりと立ち寄ると、喧騒と静寂のギャップに驚かされます。
深呼吸をしながら歩くと、「ああ、ヤワラートってただの食の街じゃないんだ」と、文化や信仰がしっかり息づく街だと体全体で実感できます。
通りの香ばしい匂い、店先の色鮮やかな装飾、人々の笑顔…
五感で街を味わうことができる、そんな場所なのです。
フアランポーン駅周辺の隠れスポット
中華街から少し足を延ばすと、
バンコクの玄関口「フアランポーン駅」へ。
クラシックな駅舎はどこか懐かしい雰囲気で、写真好きにはたまらないスポットです。
ここは観光客が比較的少なく、のんびりと鉄道の発着を眺められるのも魅力。
私はベンチに座って列車を眺めながら、賑やかなヤワラートとはまた違う「落ち着いたバンコクの顔」を感じました。
少し足を延ばすだけで、街の対比を味わえるのが面白いところです。
ヤワラートは、ただ歩くだけでも刺激的で楽しい街。
でも、観光スポットを巡ることで「活気」「静けさ」「歴史」「食」といった多面性をぎゅっと味わえます。
屋台の香りに誘われてワクワクしたり、寺院の静けさに癒されたり。
そんな体験がぎっしり詰まった街歩きになるはずです。
ヤワラート観光モデルコース

初めてのヤワラート観光。
「どこから回れば効率よく楽しめるんだろう?」と迷う人も多いはず。
私自身も最初は地図を片手にキョロキョロしながら歩いていました。
でも何度も行っていると、朝から夜までグルメと観光をバランスよく楽しめるルートが意外とシンプルに組めることに気づきました。
ここでは、私が実際に歩いて感じたおすすめのモデルコースを、朝・昼・夜の流れに沿って紹介します。
午前:静かな寺院と朝市
朝のヤワラートは、昼や夜とはまったく違う落ち着いた雰囲気。
観光客の姿も少なく、地元の人の生活を垣間見られる時間帯です。
まず訪れたいのは ワット・トライミット(黄金仏寺院)。
高さ3メートルを超える純金の仏像が堂々と鎮座しており、朝の柔らかな光に照らされて輝く姿は神秘的そのもの。
心がすっと静まっていく感覚を味わうことができるでしょう。
その後は徒歩圏内にある ワット・マンコンカマラーム へ。
中国式の赤と金の装飾が鮮やかで、参拝客の線香の香りが辺りを包み込みます。
寺院の前では小さな露店も並び、線香や縁起物を売る姿に「中華街らしい日常」を感じられました。
寺院を巡ったあとは 朝市へ寄り道。
乾物、フルーツ、漢方食材がぎっしり並び、色とりどりの山積みフルーツや香辛料の香りに五感が刺激されます。
ここでドライマンゴーを少し買って、その場で味見、なんてどうですか。
甘酸っぱさと柔らかい食感が旅の朝にぴったりで、思わず笑顔になります。
午後:ランチとお土産ショッピング
午前中に歩き回ってお腹が空いたら、いよいよランチタイム。
おすすめは シェングアン(Sheng Guann)のフカヒレスープ。
とろみのある濃厚なスープに大きなフカヒレが入り、1杯でも贅沢な気分に浸れます。
ほかにも路地裏の食堂で食べられるチャイニーズヌードルや、具だくさんのワンタン麺も絶品。
昼の屋台は比較的空いているので、歩きながら気になるものを少しずつ味わうのもおすすめです。
ランチのあとは お土産タイム。
ヤワラートの大通り沿いには、赤と金を基調にした雑貨店や乾物店が軒を連ねています。
干しエビ、漢方茶、ドライフルーツは日本人観光客にも人気。
乾物店の袋入りのドライフルーツなら、軽くて持ち帰りやすく、パッケージもかわいくて友人へのお土産に喜ばれます。
屋台で売られているチャームや小物も、思わず写真に撮りたくなるかわいさ。
お店の人とのやり取りも、観光ガイドには載っていないリアルな旅の思い出になります。
夕方〜夜:ネオン街で食べ歩き&夜景散策
日が暮れるとヤワラートの本領発揮。
ネオンがともり、街全体がエネルギーに満ちあふれる光景は「これぞ中華街!」と叫びたくなるほど圧巻です。
夜だけ営業する屋台も多く登場。
牡蠣オムレツ、揚げ餃子、チャーハン、タイ風スイーツなど、どれも食欲をそそります。
「T&K Seafoodシーフード料理を堪能。
外のテーブルに座りながらエビのグリルを食べる体験は、まさに旅の醍醐味になるでしょう。
歩くたびに香ばしい匂いと湯気に包まれ、立ち止まらずにはいられないほど。
気づけばお腹も心も満たされ、写真フォルダもいっぱいになっていました。
- 朝は寺院と朝市でスタート → 午後はランチと買い物 → 夜は食べ歩き、
の流れが無理なく楽しめる。 - 歩きやすい靴と涼しい服装で挑むのがおすすめ。
1日で1万歩以上歩くことも。 - 屋台や市場では現金が基本。
小銭を用意しておくとスムーズ。 - 水分補給も忘れずに。
屋台で売っているハーバルドリンクを試してみるのも楽しい。
ヤワラートは、朝から夜まで1日中遊べる体験型の街。
朝は寺院で心を落ち着け、昼は市場とグルメを楽しみ、夜はネオンの下で食べ歩き。
どの時間帯も違った顔を見せてくれるから、歩けば歩くほど新しい発見があります。
私自身、1日ここにいるだけで「また来たい!」と思わせてくれるほど魅力が詰まっていました。
ぜひ、自分の足でその楽しさを体感してみてください。
まとめ
ヤワラートは、バンコク中心部から簡単にアクセスでき、昼の市場散策から夜の屋台食べ歩きまで、1日中楽しめる街です。
金行や乾物店、屋台や雑貨店を巡れば、グルメも買い物も欲張りに楽しめますし、ワット・トライミットやワット・マンコンカマラームなどの寺院巡りで歴史や文化も感じられます。
観光のコツは、歩きやすい服装と靴、身軽な荷物、現金の準備。
昼は市場の熱気や寺院の静けさを、夜はネオンと屋台グルメの活気を存分に味わうことです。
乾季の夕方から夜にかけて歩くと、昼と夜の両方の魅力を体験でき、バンコク観光が何倍も楽しくなります。
私もヤワラートを歩きながら香ばしい屋台の匂いに包まれるたび、やっぱりこの街は何度訪れても新しい発見があると実感します。
バンコク観光で中華街を訪れるなら、ぜひ自分の足で歩き、目で見て、味わって、“ヤワラートの魅力”を全身で感じてください。