タイ東北部のブリーラムに住んでいる日本人のムーランです。
タイ人の夫と結婚する前から、タイが大好きで何度も旅行に訪れてはバンコクの観光地巡りをしてきました。
特に博物館巡りは私のお気に入りで、タイだけでなく色々な国の博物館も訪れてきました。
今でもタイの地方都市、例えばコンケンやブリーラムでも博物館があれば必ず足を運んでいます。
しかしその中でも、バンコク国立博物館はその中でも特に思い出に残っている場所なんです。
今回はそんな博物館好きの私が、「バンコク国立博物館」の行き方、所要時間、見どころ、服装の注意点からおすすめランチまで、日本人観光客目線でわかりやすくまとめました!
タイ旅行をもっと深く楽しみたい方、歴史や文化に触れてみたい方にぴったりのスポットなので、バンコク観光のプランに加えてみてくださいね。
バンコク国立博物館の見どころ

バンコク国立博物館は、タイの歴史や文化をじっくり学べる、タイ国内最大級の博物館です。
バンコク旧市街エリア、観光客に人気のカオサン通りのすぐそばにあり、王宮やエメラルド寺院(ワット・プラケオ)とも徒歩圏内なので、観光ルートにも組み込みやすいスポットなんです。
もともとは王族専用の宮殿として使われていた由緒ある建物。
敷地内にはタイ各地から集められた歴史的な仏像や美術品、王室の調度品など、貴重な文化財がずらりと並んでいます。
私自身、何度も訪れているのですが、やっぱり毎回見入ってしまうのが、黄金の仏像コレクション。
時代ごとに表情も大きさも異なり、その違いを眺めるだけでもタイの仏教文化の奥深さが感じられるんです。
昔の戦で実際に使われた武器や防具、豪華な王室馬車も見ごたえがあって、まるで歴史の中を旅しているような気分になります。
さらに、この博物館ならではのユニークな展示もあって、実はホルマリン漬けの人体標本や古い医療資料なんてものも。
日本の博物館ではなかなか目にする機会のない展示なので、ちょっとドキッとしながらも貴重な体験として記憶に残ること間違いなしです。
建物自体もタイの伝統建築の美しさが随所に残されていて、朱色の屋根や繊細な装飾が施された建物が並ぶ光景は本当に写真映えします。
敷地内を歩いているだけでも、タイらしい風情を感じられて心が癒されるんですよね。
歴史好きな方はもちろん、タイ旅行が初めてという方でも気軽に楽しめるスポット。
バンコク観光の際はぜひ立ち寄ってみてください。
きっと「行ってよかった」と思える場所になるはずです。私もまた行きたいなと思うくらい、おすすめの博物館です!
バンコク国立博物館へのアクセス方法

バンコク国立博物館は、バンコクの旧市街エリア、カオサン通りのすぐそばにあります。
王宮やエメラルド寺院(ワット・プラケオ)にも歩いて行ける距離なので、観光ルートに組み込みやすい便利な場所。
ただひとつ注意したいのが、BTS(スカイトレイン)やMRT(地下鉄)の駅が近くにないこと。
私も最初バンコクに来たとき「駅がないならどう行けばいいの?」とちょっと戸惑いました。
なのでここでは、実際に私もよく利用している、日本人観光客におすすめの行き方を3つご紹介しますね。
タクシーで行く|迷ったらこれがいちばんラク
なんといってもいちばん手軽でラクなのはタクシー。
冷房もバッチリ効いていて快適だし、料金も日本に比べると驚くほど安いんです。
例えば、BTSサイアム駅付近からならだいたい20〜30分くらい、料金は100〜150バーツ前後。
行き先は英語で「ナショナルミュージアム(National Museum)」って言えばOK。
たいていのドライバーさんにはこれで通じます。
注意するなら渋滞の時間帯。
バンコクは夕方になると一気に混むので、できれば午前中のうちに移動するのがスムーズです。
ボートで行く|観光気分も味わえる水上移動
時間に余裕があるなら、私はチャオプラヤー川を走るボート移動もすごく好き。
観光気分も味わえるし、川風が気持ちよくて最高なんです。
行き方は簡単。
BTSサパーンタクシン駅を降りて、サトーン船着場からボートに乗り、ターチャン船着場で降りる。
そこから徒歩で10分ほどで国立博物館に着きます。
運賃も20〜30バーツと格安で、渋滞も気にしなくていいので快適。
川から眺めるバンコクの街並みもまた良いんですよ。
タイらしい移動を体験したい方にぴったりです。
徒歩や観光バスで行く|カオサン観光ついでに
もしカオサン通り周辺を散策する予定があるなら、そのまま歩いて行くのもアリ。
国立博物館はカオサンのすぐ裏手なので、街歩きしながら寄るにはちょうどいい距離感なんです。
私もよくカオサンでランチして、その足で博物館に行ったりします。
あと、バンコク市内を巡る観光用のHop-On Hop-Offバスに乗る方は、ルートに含まれていることもあるので、事前にチェックしてみるのもおすすめ。
便利だし、他の観光地もまとめてまわれて効率的です。
行き方まとめ
移動手段 | 所要時間 | おすすめ度 | 特徴 |
---|---|---|---|
タクシー | 20〜30分 | ★★★★★ | 直行できて快適。料金も手頃 |
ボート+徒歩 | 約40分 | ★★★★☆ | 景色も楽しめる、水上移動体験も◎ |
徒歩・観光バス | 場所による | ★★★☆☆ | カオサン観光ついでに寄るのに便利 |
バンコク国立博物館へ行くなら、タクシーかボート移動が特におすすめ。
急ぐときはタクシー、のんびり観光気分を楽しみたいならボートが楽しいです。
その日の天気や気分、旅のスタイルに合わせて選んでくださいね。
どの行き方でも、それぞれに良さがあって、きっとバンコクの思い出になるはず。
私も行くたびに「また違うルートで行ってみようかな」なんて思うくらいなので、ぜひ気軽に楽しんでください。
バンコク国立博物館の料金・営業時間・休館日

バンコク国立博物館に行く前に、必ず確認しておきたいのが料金と営業時間、そして休館日。
せっかく楽しみにして行ったのに「えっ、今日は閉まってるの⁉」なんてことになったら、ガッカリですよね。
私も以前、タイの別の博物館でそれをやらかしたことがあり…。
気持ちよく観光を楽しむためにも、事前にしっかりチェックしておきましょう!
入場料金
現在の一般入場料は、大人・外国人1人 240バーツ(約1000円)、子供(15歳未満):無料です。
ちなみにタイ国民は30バーツです。
ほかのバンコク市内の観光地と比べても、かなりリーズナブルなのに展示内容は本格派。
私も何度か訪れていますが、この値段でこれだけの展示が見られるのはかなりお得感があります。
なお、特別展やイベントが開催されているときは、追加料金が発生する場合もあるので注意。
館内の掲示やチケットカウンターで確認できますよ。
あと、支払い方法は現金払いのみの場合が多いので、小額のバーツを用意しておくとスムーズです。
博物館前にATMもありますが、念のため事前に両替しておくと安心ですね。
営業時間
開館時間は午前9:00〜午後16:00まで。
最終入館は午後15:30ですが、展示のボリュームを考えると、できれば遅くとも午後15:00までには入っておくのがおすすめ。
私も一度、15:20に駆け込んだことがありますが、思ったより早く閉館準備が始まってしまい、ゆっくり見られなかった苦い経験が…。
午前中から昼過ぎにかけての訪問が、空いていてゆっくり見学できるので狙い目です。
休館日
基本の休館日は毎週月曜日と火曜日。
加えて、タイの祝日や王室関連の行事がある日は臨時休館になることもあります。
特にタイの王室行事は急に決まることもあるので、旅行前や当日の朝に公式サイトや観光情報サイトで営業状況をチェックするのがおすすめです。
ちなみに私もブリーラムからバンコクに行くときは、必ず事前に営業日と休館日を確認してから予定を組んでます。
せっかくの旅行、スムーズに楽しみたいですもんね。
チケット売り場の場所
入場券は、正門を入ってすぐ左手側のチケットカウンターで購入できます。
英語で「One adult please(ワン アダルト プリーズ)」と言えばOK。
日本語は通じませんが、料金表もわかりやすく掲示されているので、心配することはありません。
受付のスタッフもにこやかに対応してくれるので、初めてでも安心。
もし同行者がいるなら、一緒にまとめて購入してしまうとスムーズです。
バンコク国立博物館は、リーズナブルな料金でタイの歴史や文化にじっくり触れられる貴重な場所。
ただ、月・火は定休日なので要注意。
タイの祝日も重なることがあるので、訪れる前には必ず営業状況をチェックして、余裕を持ったスケジュールを組んでくださいね。
日本語ガイドツアーの予約方法と参加の流れ

バンコク国立博物館をもっと深く楽しみたいなら、ぜひ参加してほしいのが「日本語ガイドツアー」。
私も初めて行ったときに参加したんですが、展示の背景やタイの歴史を詳しく説明してもらえるので、展示のひとつひとつが何倍も面白く感じられたんです。
自分だけで見ていると、どうしても「きれいだなぁ」とか「へぇ〜すごい」くらいで終わってしまいがち。
でもガイドさんの説明を聞くと、「なるほど、この仏像はこういう時代背景で作られたんだ」とか、「この衣装の柄にはこんな意味があったのか」と発見がいっぱい。
歴史好きの方はもちろん、初めての方にもぜひ体験してほしいおすすめポイントです。
日本語ガイドツアーの開催日
ツアーの開催は毎週水曜日と木曜日の午前9:30スタート。
ただし、繁忙期やボランティアガイドさんの都合で変更になることもあるので、できれば前日に確認しておくのが安心です。
私も一度、水曜日に行ったらその週は祝日と重なってお休みだったことがありました。
行く前にちょっと確認するだけで、無駄足にならずに済むのでおすすめ。
予約方法
基本的に予約は不要で、当日参加OK!
開館後に正門を入ってすぐ左手に日本語ガイドツアーの受付テーブルが出ているので、そこで名前を書くだけでOKです。
ただし、団体旅行の多い繁忙期や、特別展開催中は事前予約が必要になることも。
もし心配なら、以下の方法で事前に問い合わせてみるのも安心です。
- バンコク国立博物館ボランティア・日本語ガイドグループFacebookページ
https://web.facebook.com/hakubutsukan/?_rdc=1&_rdr#
ツアー参加の流れ
流れはとてもシンプル。
① 午前9:00頃までに博物館に到着
→ 開館と同時にチケット購入&受付へ。
② チケット売り場で入場券を購入
→ 大人200バーツ。現金を用意しておくとスムーズ。
③ 日本語ガイド受付テーブルで申し込み
→ 名前を書くだけでOK。
④ 午前9:30にツアー開始
→ 所要時間は約1時間半ほど。途中でベンチ休憩もあり、無理なく楽しめます。
ちなみに、バンコク国立博物館ボランティア・日本語ガイドグループFacebookページでは、
「集合時間に間に合わない場合ガイドは下記の順で進みます。途中合流は可能ですので、ご自身でお越しください。」と書いてありました。
・・・・・・・・・・・・・・・
○9:30-10:00 博物館Map No.2: Buddhisawan Chapel
○10:00-10:50 No.400番台: South Wing→No.500番台: North Wing
○10:50-11:30 No.3: The Red House→No.10: Building of Royal Funeral Chariots→No.600番台: Phra Wiman
もし集合時間に間に合わなくても、諦めないで参加できますね。
ガイドをしてくれるのはバンコク在住の日本人ボランティアの方々。
展示の説明だけでなく、タイの暮らしの話や、旅行中に役立つ豆知識、裏話なんかも聞けてとても楽しい時間になります。
私も前回参加したとき、ガイドさんが「この仏像の表情には実はある秘密があってね…」と教えてくれて、すっかり引き込まれてしまいました。
こんな方におすすめ
- 展示の背景をしっかり知りたい方
- タイの歴史や文化に興味がある方
- 英語やタイ語の説明は不安…という方
- 一人旅だけど誰かと会話しながら楽しみたい方
ガイドツアーに参加するだけで、展示の楽しみ方や見え方がガラッと変わるので本当におすすめ。
旅の思い出もより濃くなりますよ。
せっかく行くなら、ぜひこの日本語ガイドツアーも体験してみてください。
気軽に参加できるのに内容は本格派。
「へぇ〜」の連続で、あっという間の1時間半です。
行く前に開催日と状況だけチェックして、ぜひ参加してみてくださいね!
私もまた次回バンコクに行くときは、このガイドツアーを絡めたルートで行くつもりです。
バンコク国立博物館の建物と展示ガイド

バンコク国立博物館って、ただの「展示を見るだけの場所」だと思っていませんか?
実はここ、歴史的な建物が広い敷地に点在していて、まるでタイの歴史の町を歩いているみたいな感覚になるんです。
正直、はじめて行ったときは「ここ、本当に博物館?」ってびっくりしました。
今回は、日本人観光客が興味を持ちやすいポイントを中心に、建物ごとの見どころを紹介していきます。「これ見てみたい!」って思えるものがきっと見つかるはずです。
王室御殿(ブンパッ・インドラウィハーン館)
まず最初に足を運んでほしいのがここ。
鮮やかな朱色の屋根、金箔きらめく木彫りの装飾…まるで王宮に招かれたかのような気分になります。
思わず「すご…」ってつぶやいちゃいました。
中はさらにすごい!
王室の儀式で実際に使われていた馬車や冠、宝石をちりばめた楽器や家具がずらり。
ひとつひとつが芸術品で、時間が経つのを忘れます。
特に巨大な王室馬車の装飾は細部までじっくり見たくなる美しさ。
「昔のタイの王族って、こんなに豪華な暮らししてたんだなぁ…」と圧倒されました。
北側の展示室(仏像・古代遺跡エリア)
ここは歴史と宗教美術の宝庫。
ちょっと落ち着いた雰囲気で、「静かにじっくり見たい人」にぴったりのエリアです。
- 仏像ギャラリー:
これ、私のお気に入りスポットです。
タイ各地・各時代の仏像がずらっと並んでいて、時代ごとの表情の違いがめちゃくちゃ面白いんです。
特にスコータイ時代の仏像は、スッとした姿勢とやわらかい微笑みが美しくて、つい写真を撮りたくなっちゃう。
日本の仏像との違いも興味深いので、ぜひ見比べてみてください。 - 古代遺跡の発掘品:
石器や青銅器、土器などの生活道具が並んでいて、なんだか教科書の中に入ったみたい。
中には「これ、日本の縄文土器に似てるかも」って思える形も。
バンプアン遺跡から出土した仏像など、歴史のロマンを感じさせる展示もあります。 - 仏教説話の壁画:
これは見逃し注意!
釈迦の前世を描いた壁画が、ほんっとにカラフルで可愛いんです。
動物たちや登場人物の表情もユニークで、「あ、ここちょっと笑えるシーン!」ってつい足を止めたくなる。
写真OKのエリアもあるので、ぜひじっくり鑑賞してみて。
南側の展示室(衣装・医療・文化エリア)
こちらは、タイの「暮らし」や「人々の文化」にぐっと近づける展示がいっぱい。
女性やファミリー層にもおすすめです。
- 民族衣装と装飾品:
まず目をひくのが色鮮やかな布や刺繍。
山岳民族のカラフルな衣装や王室の正装など、種類も豊富で見ていて飽きません。
私は思わず「これ着てみたい〜」って言っちゃいました。
和服と通じる美意識を感じる展示もあって、日本人にとっても親しみやすい内容です。 - 伝統医療&ホルマリン漬け標本:
ちょっと勇気のいるコーナーですが、気になる人も多いはず。
人体標本や古い薬瓶、薬草療法の道具が並び、当時のタイ医療がどんなだったかをリアルに知ることができます。
「これは教育用に使われてたのか…」と歴史の深さを感じる展示。
ドキドキしながら見に行くのも、ある意味観光のハイライトかも? - 古地図と古文書:
昔のバンコクがどんな街だったか、リアルに想像できるのがここ。
川やお寺の配置も分かるので、「この通り、今もあるよね!」って思わず地図と照らし合わせちゃいました。
筆で丁寧に書かれた文字や装飾も素敵で、タイ語が読めなくても楽しめます。
屋外エリア(伝統建築&大型展示)
建物の合間には、木造の伝統建築や緑豊かな中庭が点在していて、歩いているだけで癒やされます。
ベンチでひと休みしながら、風に吹かれるのも気持ちいい。
中でも注目なのが、王室馬車や大砲などの大型展示。
とにかくスケールが大きくて迫力満点!
「あれ、本当に動いてたの?」と想像しながら見ると楽しいですよ。
フォトスポットとしても人気で、ここで記念写真を撮る人も多いです。
バンコク国立博物館って、ただ展示を見るだけじゃなくて、「歩いて感じる」体験型の施設なんです。
- 歴史好きなら → 仏像ギャラリーと古代遺物コーナー
- キラキラ文化好きなら → 王室御殿
- 珍しいもの見たい派なら → 医療標本と伝統医療
- 映え写真狙いなら → 屋外の王室馬車&建物
どこに行こうか迷ってる方も、まずはこのページで気になるエリアをピックアップして、効率よく回ってみてください。
タイの歴史と文化がぐっと身近に感じられて、旅の思い出がもっと深くなるはずです!
バンコク国立博物館を満喫するモデルコース

バンコク国立博物館って、想像以上に広くて見どころが多いんです。
私も最初行ったとき、ガイドブックに載ってた「仏像ギャラリーだけ見ればOKかな」と軽く考えて行ったら、敷地の広さと展示の多さにびっくり。
しかも、建物ごとにテーマが違うから、気づけば3時間超え…。
途中で「今どこにいるんだろう」って迷子になりかけました。
そんな経験をふまえて、初めての方でも迷わず効率よく楽しめるおすすめの回り方をモデルコース形式でご紹介します。
所要時間の目安も一緒にまとめたので、自分の旅プランや体力に合わせてアレンジしてくださいね。
所要時間の目安とタイプ別プラン
✔️ じっくり派 → 約2時間半〜3時間
仏像のディテールまで見比べたい人、王室の調度品や衣装の刺繍を一つひとつ眺めたい人は、最低でも2時間半は欲しいところ。
博物館好きにはたまらない濃密コースです。
✔️ サクッと主要スポット派 → 約1時間半〜2時間
限られた時間でハイライトだけ回りたいなら、このくらいでもしっかり満足できます。
ただし展示は本当に多いので、事前に見る場所を決めておくのがコツ。
✔️ 超ショートコース派 → 約1時間
「時間ないけどちょっと覗きたい!」なら、仏像ギャラリー、王室調度品、ホルマリン漬け展示の3つを厳選。
短時間でも印象に残る体験ができますよ。
効率よく巡るおすすめモデルコース
① 王室御殿(約20分)
まずはブンパッ・インドラウィハーン館へ。
朱色の屋根と金箔の彫刻が本当に豪華で、入った瞬間「うわ、すごい!」って声が出ちゃう場所。
ここには、王室行列用の巨大馬車、王冠、金銀細工の楽器など、まさに“王様の世界”が広がっています。
特におすすめは高さ数メートルの馬車。
細部までびっしり金箔と彫刻で飾られていて、その豪華さに思わずため息が出ます。
昔の儀式行列のジオラマもあるので、当時の賑わいを想像しながら楽しんで。
② 仏像ギャラリー(約20分)
次は北側の展示室の仏像ギャラリーへ。
ここがめちゃくちゃ見応えあり!
ドヴァーラヴァティー時代からラッタナコーシン時代まで、タイの仏像が時代順に並んでいて、顔立ちもポーズも全然違うんです。
特にスコータイ時代の仏像は、しなやかなボディラインとやわらかな微笑みが特徴で、日本の仏像と見比べるのも楽しい。
私も友達と「この顔タイプ」「この手の形いいね」なんて言いながら盛り上がりました。
③ 古代遺跡の発掘品(約15分)
続いて北側の別の展示室へ。
ここには石器時代の土器や生活道具、古銭、青銅のアクセサリーがずらり。
バンプアン仏塔から出土した小さな仏像も展示されていて、何百年も前のものなのに今も崩れず残ってる姿に感動。
日本の縄文土器とちょっと似てる形もあって「これ日本と似てるね!」なんて発見もあるかも。
④ 王室の儀式用調度品(約15分)
豪華絢爛な王室の装飾品をじっくり見られるコーナー。
金箔細工の馬車、宝石付きの王冠、伝統楽器など、細部まで見逃さずに。
特に、実際に儀式で使われたという金箔の調度品は圧巻。
日本ではなかなかお目にかかれません。
⑤ ホルマリン漬けの人体標本・医療資料(約10分)
ちょっと勇気がいるけど、日本じゃなかなか見られないのが伝統医療資料とホルマリン漬け標本の展示。
人体標本の横には骨格模型、昔の薬草帳や薬瓶も並んでいます。
当時の医療文化を垣間見られる貴重なコーナー。
実はここ、話のネタに覗いてみる人も多い人気スポットなんです。
⑥ 民族衣装・古地図の展示(約20分)
南側の展示室には、カラフルな民族衣装やアクセサリーがずらり。
山岳民族から王室の正装までさまざまで、刺繍の細かさや布の模様も見ごたえあり。
昔のバンコクの運河地図や古文書も展示されていて、「昔の王宮はここだったんだ〜」なんて話しながら地図を見るのも楽しいですよ。
⑦ 屋外の建物と中庭(約20分)
最後は、敷地内に点在する伝統建築と緑の中庭をのんびり散策。
朱色の屋根の建物はどれも絵になるので、記念写真も忘れずに。
行列用の王室馬車や大砲の展示も屋外に並んでいて、青空とヤシの木を背景に眺めると、まるで昔にタイムスリップした気分に。
バンコク国立博物館は、建物ごとにテーマが分かれていて歩きながら楽しめる体感型の博物館。
事前にどの展示を見るかを決めておくだけで、限られた時間でも大満足の観光ができます。
仏像の静かな美しさ、王室の豪華な調度品、勇気のいる人体標本まで、幅広いテーマをのんびり体感して、タイの歴史と文化を全身で味わう1日にしてくださいね。
バンコク国立博物館で気をつけたいマナー

バンコク国立博物館は、もともと王族の宮殿だった由緒ある場所。
いわば“王室ゆかりの文化財”を見に行くわけなので、日本の神社仏閣を訪れるときと同じように、TPOを意識した服装が求められます。
現地在住の私も何度か行ってますが、タイの博物館って意外と服装チェックが厳しいんですよ。
特に観光客は目立つので、ちょっと派手だったり肌の露出が多いと、入り口で注意されて入れないこともあります。
せっかくの旅行が台無しにならないよう、ここで「これさえ押さえれば安心」な服装のポイントをまとめました。
基本は「肩・ひざを隠す」だけでOK
タイの寺院ほど堅苦しくはありませんが、肩とひざが隠れていれば問題なし。
特にNGなのはこれ…
- タンクトップ
- キャミソール
- ショートパンツ
- ミニスカート
- ビーチサンダル
女性はノースリーブワンピも避けたほうが無難。
半袖Tシャツ+ロングパンツ、もしくはマキシ丈スカート+薄手の羽織りが一番おすすめ。
実際、私もカーディガン1枚持って行ったら、冷房対策にもなって便利だし、写真もちゃんと落ち着いた雰囲気になってよかったです。
冷房の冷えすぎ要注意
館内は意外と冷房が強くて、仏像ギャラリーとホルマリン漬けコーナー付近はかなりひんやり。
私も薄着で行って後悔したことがあるので、薄手のカーディガンかストールは絶対持参がおすすめ。
荷物になるなら、大判のスカーフでも十分使えます。
靴の脱ぎ履きも考えて
博物館内には靴を脱いで入る展示室もちらほら。
(特に伝統建築の建物内や仏教関係の展示)
紐靴や重いブーツは避けて、脱ぎ履きしやすいスリッポンやスニーカーが快適です。
私はいつも小さな巾着袋をバッグに入れておいて、靴をまとめて持ち歩くようにしてます。
写真撮影はOK!でもルールあり
ほとんどの展示エリアで写真撮影OKですが、禁止事項もあるので、気をつけてください。
フラッシュ撮影は禁止
→ 特に仏像や古い美術品へのフラッシュは劣化の原因になるため、絶対に控えましょう。
一部の展示室は撮影NG
→ 貴重な仏像や王室関係の調度品コーナー、医療資料のホルマリン漬け展示などは、入り口に「NO PHOTO」の案内が出ていることがあります。
その場合は撮影せず、しっかり目に焼き付けてください。
自撮り棒や三脚の使用は禁止
→ 他の見学者の邪魔にならないよう、機材を使った撮影はNGです。
スマホのシャッター音も控えめがベター。
「マナーの良い日本人観光客」は現地でも好印象です。
せっかくの旅。
文化に敬意を払って、気持ちよく観光するのも素敵な思い出になります。
私もこのマナーを意識するようになってから、現地スタッフの方に「コープクンカー(ありがとう)」って笑顔で言われることが増えたようなきがします。
館内の設備・休憩スペース・トイレ情報

バンコク国立博物館は敷地がとにかく広く、展示棟も点在しているので、思っている以上に歩き回ります。
特に暑い時期は、日差しも強く、体力を消耗しやすいので、事前に館内の休憩場所や設備を知っておくとすごく助かるんです。
私も初めて行ったとき、場所がよくわからなくて炎天下をウロウロ…。
それ以来、設備の場所をチェックしてから行くようにして、すごく快適に過ごせるようになりました。
ここでは、私が実際に利用してよかったポイントをまとめてご紹介します。
正門すぐのチケット&インフォメーションカウンター
入ってまず左手にチケットカウンターがあります。
その隣がインフォメーションカウンターになっていて、日本語表記の簡単なマップや英語版のパンフレットももらえるので、必ず最初に立ち寄るのがおすすめ。
特に展示エリアの位置やトイレ、カフェの場所も書いてあるので、これがあると回るのがぐんと楽になります。
休憩スペースは中庭のベンチが便利
館内には屋内休憩所は少なめですが、展示棟と展示棟の間に木陰のベンチが点在していて、ひと休みするのに最適。
タイの強い日差しを避けながら、木陰でのんびり座れるのがうれしいんです。
暑いときは、ベンチで冷たいお茶や水を飲んでひと息入れるのが私の定番。
屋内展示棟の一部にも小さなベンチがあるので、歩き疲れたら無理せず休みながら見学を。
敷地内のカフェコーナー
博物館内の敷地奥に小さなカフェコーナーがあり、アイスコーヒーやマンゴースムージーなど、冷たいドリンクや軽食も楽しめます。
私は毎回ここでタイ風アイスミルクティー(チャーイェン)を飲んで、涼んでから後半戦スタートするのが恒例。
観光客も少なめなので、穴場の休憩スポットとして覚えておくと便利です。
お土産探しならミュージアムショップ
チケットカウンター付近にミュージアムショップがあり、タイの伝統工芸品、ポストカード、王室デザインの雑貨やTシャツなどが並んでいます。
ここは博物館ならではの品が多くて、お土産探しにもかなりおすすめ。
特に仏像モチーフの小物や、王室モチーフのノートは友達にも好評でした。
トイレの場所は要チェック!
意外と見落としがちですが、トイレの場所も事前に把握しておくと安心。
おすすめは、
- 正門付近のトイレ(一番清潔で使いやすい)
- 仏像ギャラリー近くのトイレ(人も少なく穴場)
紙は備え付けですが、万一のためにポケットティッシュと除菌シートは持参がおすすめ。
タイの施設って紙が途中で切れてたりすることもあるので、念のためあると助かります。
ロッカー・荷物預かり
大きな荷物は正門横の受付にある無料ロッカーへ。
手荷物程度のバッグやリュックは持ち歩けますが、スーツケースや大型バッグは預けるのがマナー。
私もいつもペットボトルと貴重品だけをリュックに入れて、手ぶら感覚で見学してます。
設備 | おすすめポイント |
---|---|
チケット&インフォメーション | 日本語マップがもらえる、まずはここから |
休憩ベンチ | 中庭の木陰でのんびり、暑さ対策に◎ |
カフェコーナー | 冷たいタイミルクティーでリフレッシュ |
ミュージアムショップ | ここでしか買えない王室グッズも |
トイレ | 正門付近&仏像ギャラリー横がきれい |
ロッカー | 大きな荷物は正門横で無料預けOK |
広い敷地内を歩き回るからこそ、休憩しながらのんびり自分のペースで回るのがいちばん。
私も次行くときは、またあの中庭のベンチでチャーイェン飲みながらのんびりしたいな〜なんて思ってます。
ぜひ快適で気持ちのいい博物館巡りを楽しんでくださいね!
国立博物館近くのおすすめランチ5選

① Karim Roti Mataba(カリーム・ロティ・マタバ)
- 場所:プラ・アティット通り沿い、博物館正門から徒歩約7分(約650m)
- おすすめ料理:中に具材がぎっしり詰まったカレー風味のマタバ、サクサクのロティと甘い練乳ロティも人気。
- 雰囲気:地元に根付く大衆食堂で、軽食としてぴったり。
外のテラス席でのんびり一息つけます。
② Thip Samai(ティップサマイ)
- 場所:マハチャイ通り、徒歩約10分 or タクシー約5〜7分
- おすすめ料理:卵で包まれた“エッグパッタイ(パッタイ・ホーガイ)”が定番。
もちもちの麺と甘酸っぱいソースは絶品。 - ポイント:搾りたてオレンジジュース「ナムソム」との相性も◎。
11時前の早め訪問がおすすめです。
③ The Sixth(ザ・シックス)
- 場所:Tha Suphan Alley(ワット・ポー方面)、徒歩8~10分(約600m)
- おすすめ料理:カオマンガイ、ガパオライス、トムヤムクンなど日本人にも優しいメニュー。
辛さ控えめで安心。 - 雰囲気:カフェのような落ち着いた内装&冷房完備で、暑い日にリラックスできる穴場です。
④ Tossakan Thai Curry House(トッサカーン・タイ・カレーハウス)
- 場所:博物館近く、徒歩5〜7分の位置にある人気店
- おすすめ料理:タイ北部・南部の本格カレーが楽しめます。
グリーンカレーやマッサマンカレーが特に評判。 - 雰囲気:カレーファンにおすすめの落ち着いた食堂。
ちょっとおしゃれな雰囲気もあり、写真にも映えます。
⑤ On Lok Yun(オン・ロック・ユン)
- 場所:チャルーン・クルン通り、博物館から徒歩約12分(約850m)
- おすすめ料理:90年以上続くレトロな喫茶店。ココナッツジャムのトーストや昔懐かしいタイ式アメリカンブレックファストが人気。
- 雰囲気:昭和レトロなレトロ感で、ゆったりモーニングにも◎。博物館行く前に寄ってもいいですね。
店名 | 料理ジャンル | アクセス | 特徴 |
---|---|---|---|
Karim Roti Mataba | ロティ・軽食 | 徒歩7分 | 地元感たっぷり、軽食に最適 |
Thip Samai | パッタイ | 徒歩10分/タクシー推奨 | 有名店、エッグパッタイ絶品 |
The Sixth | タイ家庭料理 | 徒歩8〜10分 | カフェ風・辛さ控えめ |
Tossakan Thai Curry House | 本格カレー | 徒歩5〜7分 | こだわりカレーを本格的雰囲気で |
On Lok Yun | タイ式喫茶 | 徒歩12分 | レトロなモーニングに最適 |
アドバイス
- 早め行動がおすすめ:
Thip SamaiやOn Lok Yunなど人気店は11時過ぎに急に混みます。
早めランチがベター。 - 辛さ調節OK:
どのお店でも「マイペッ(ไม่เผ็ด)」と伝えれば控えめにしてくれます。 - 休憩&涼みポイント:
The SixthやOn Lok Yunは冷房あり。
熱中症対策にも最適です。
こんな感じで、国立博物館のあとは、気分に合わせて「パッタイ」「カレー」「軽食」「レトロ喫茶」など選べます。
暑いバンコクでほどよく体を休めながら、現地の味を楽しんでみてくださいね!
まとめ
今回は、バンコク国立博物館の行き方や所要時間、見どころ、おすすめランチ、服装マナーまで、初めて行く方でも安心して楽しめるポイントを、実際に私が何度も訪れた体験も交えながらご紹介しました。
私自身、タイに住む前から旅行で何度もバンコクを訪れていて、王宮や寺院だけでなく、こうした博物館を巡るのも旅の楽しみのひとつ。
特にこの国立博物館は、ただ古いものが並んでいるだけでなく、王室の格式やタイの人々の暮らし、文化の変遷が生き生きと伝わってくる場所なんです。
展示を眺めながら、「ああ、タイの人たちってこういう歴史を歩んできたんだなぁ」と感じる時間が、私はとても好きで、行くたびに発見があります。
そして何より、観光のあとは周辺のタイ料理のお店で食事を楽しむのが最高!
博物館で文化に触れ、美味しいタイ料理でお腹も満たされる。
これぞバンコク観光の醍醐味だと思います。
ちょっと勇気のいるホルマリン漬けの展示も、他の観光地ではなかなか体験できないので、話のネタにでも一度のぞいてみてください。
驚きつつも「見てよかった!」と感じる方、結構多いんですよ。
これからバンコク旅行を考えている方は、ぜひこの国立博物館も旅のプランに組み込んでみてください。
タイという国をもっと深く、もっと楽しく味わえる場所として、自信を持っておすすめできます。