タイ旅行好きのムーランです。
今はご縁あってタイ東北地方のブリーラムに住んでいます。
週末には地元のナイトマーケットをぶらぶらして、古着やアクセサリーを掘り出すのが楽しみのひとつになっています。
でも、そんなときにふと頭をよぎるのが、やっぱりバンコクのプラトゥーナム市場。
ブリーラムの市場も面白いのですが、プラトゥーナムのあの圧倒的な規模、商品数、そして値段の安さや熱気を思い出すと、なんだか懐かしい気持ちになります。
実はブリーラムのナイトマーケットで売られている商品も、仕入れはプラトゥーナム市場から来ているものが多いんです。
そう考えると、プラトゥーナム市場はバンコクだけのものではなく、タイ全土に広がる“市場の源”のような存在だなあと感じます。
この記事では、プラトゥーナム市場の基本情報と地図、行き方と最寄駅、営業時間、屋台での朝食、ナイトマーケットは何時まで開いているのかなど、旅行前に知っておきたい点をまとめました。
さらに、気になる治安や偽物の噂、人気のカレンシルバーや古着の買い方、訪問時の服装や持ち物についても詳しく解説しています。
プラトゥーナム市場とは

バンコクで「とにかく安くて品揃えが豊富な市場に行きたい!」と思ったら、真っ先に名前が挙がるのがプラトゥーナム市場(Pratunam Market)です。
観光客はもちろん、地元タイ人、さらには周辺国から仕入れに訪れるバイヤーまで集まる活気あふれる場所。
だからこそ値段はもともと安め。
さらにまとめ買いをすると、自然とディスカウントしてもらえるのも市場ならではの楽しみです。
日本人観光客にとっては、お土産用のアクセサリーや古着をリーズナブルに手に入れられる点が特に魅力的です。
朝から晩まで人の波が絶えず、歩いているだけでアジアのエネルギーを全身で感じられます。
プラトゥーナム市場の位置
場所はバンコク中心部、交通の要所に近いエリア。
BTSチットロム駅やラーチャテーウィー駅から歩いてアクセスでき、空港鉄道(ARL)のラーチャプラーロップ駅からもほど近いので、スワンナプーム空港から直接向かうことも可能です。
初めて訪れる方は、事前に地図アプリを開いておくのがおすすめ。
というのも、市場は細い通路が迷路のように入り組んでいて、気づいたら「ここ、さっきも通ったかも?」と同じ場所に戻ってしまうことがあるからです。
ただ、それもプラトゥーナム市場らしさのひとつ。
地図を片手に、迷子気分で歩くのも旅の思い出になります。
プラトゥーナム市場の特徴
市場のメインは衣料品。Tシャツやワンピースといった定番から、カラフルで個性的なタイファッションまで揃っています。
店先にはアクセサリーやカレンシルバーがキラキラ輝き、通りを進めば古着エリアが広がり、まるで宝探しをしているような気分に。
雰囲気はとにかく“ローカル”。
チャトゥチャック市場のように観光地化されたマーケットとは違い、庶民的で熱気に満ちています。
朝は市場の入り口に屋台がずらりと並び、湯気の立つカオマンガイや揚げたての揚げパンを片手に買い物をスタートするのもおすすめ。
観光というより、バンコクの日常に溶け込むような体験ができるのが魅力です。
広大なプラトゥーナム市場を効率よく回るには、ざっくりでも「今日はアクセサリー」「次は古着」「最後に屋台でごはん」と目的を決めてから歩くのがおすすめ。
地図アプリで現在地を確認しながら歩けば、無駄に同じところを行き来せずに済みます。
とはいえ、あえて計画通りに進まず、ふと目に入った小道に足を踏み入れてみるのも楽しいもの。
思わぬ掘り出し物や、ローカルだけが知っている屋台に出会えるかもしれません。
プラトゥーナム市場の行き方

バンコクのプラトゥーナム市場は、市内中心部にあるのでアクセス方法はとても多彩です。
電車で便利に行くこともできれば、タクシーやトゥクトゥクで観光気分を味わいながら向かうことも可能。
空港からそのまま直行することだってできます。
どの行き方を選ぶかで、旅の雰囲気がちょっと変わるのも面白いところです。
BTS・MRTからの行き方
観光客にもっとも人気なのは BTS(高架鉄道) を使うルートです。
最寄りは チットロム駅 か ラーチャテーウィー駅。
どちらからも徒歩15分前後で市場に到着します。
チットロム駅から歩くと、セントラルワールドやプラチナムファッションモールを横目に進むルート。
エアコンの効いたモールから一歩外へ出ると、屋台の匂いや熱気がふっと漂ってきて、「ああ、市場が近いな」と肌で感じられます。
MRTを使う場合は ペッチャブリー駅 から。
駅を出るとすぐにバイクタクシーが並んでいて、ひょいっと乗ればわずか5分で市場へ。
少しスリリングなスピード感に、初めての方は「ちょっと怖いけど楽しい!」と感じるかもしれません。
空港鉄道(ARL)からの行き方
スワンナプーム空港から直接向かうなら、ARL(エアポートレールリンク) が一番おすすめです。
ラーチャプラーロップ駅 で下車すれば、市場までは徒歩10分弱。
駅を出た瞬間に、道端で果物を売る屋台や屋外の喧騒に迎えられます。
長いフライトを終えて、最初にこの空気を吸い込むと「バンコクに来たんだ!」と旅のスイッチが一気に入るはずです。
タクシー・トゥクトゥクでの行き方
ホテルから直接行くなら、タクシー がやっぱり楽です。
100〜150バーツ前後で到着しますが、プラトゥーナム周辺はとにかく渋滞が多いので、のんびり車内から街並みを眺めるくらいの気持ちで利用すると良いでしょう。
観光気分をもっと盛り上げたい人には トゥクトゥク がおすすめ。
オープンな車体で風を浴びながら走る体験は、まるで遊園地のアトラクションのよう。
ただし値段は交渉制なので、ちょっとしたゲーム感覚で楽しむくらいがちょうどいいです。
※バンコクのタクシーの乗り方について詳しくはこちらの記事をご覧ください。↓
路線バスでの行き方
ローカル感を味わいたい人は 路線バス に挑戦してみるのも面白いです。
冷房なしの古いバスに揺られて、地元の人たちに混じって市場へ向かうと、観光ではなく「暮らしの一部」を体験できる感覚になります。
窓から吹き込む熱風とクラクションの音まで、全部が旅の思い出に変わるはずです。
- 渋滞が気になる人は電車+徒歩ルートが安心
- 空港からならARLラーチャプラーロップ駅が最短で楽
- スーツケースは市場へ持ち込まず、ホテルに預けるのがおすすめ
特に市場周辺は人と車でごった返しているので、大きな荷物を引きずっての移動はかなり大変。
なるべく身軽にして、歩きやすい靴で行くと、思い切り市場を楽しめます。
プラトゥーナム市場の営業時間

プラトゥーナム市場は、バンコクの中でも「時間帯によってまったく顔が変わる市場」です。
朝はまだ眠そうな街の空気の中で屋台が立ち並び、昼は人の波と熱気であふれ、夜になるとライトアップされた屋台街が別世界のように輝き出します。
行く時間を変えるだけで、まるで違う旅を体験できるのが、この市場の一番の魅力かもしれません。
朝市(早朝〜午前中)
まだ空が薄暗い 朝5時前後、プラトゥーナム市場の一日はすでに始まっています。
大きな袋を抱えた卸業者がせわしなく行き交い、通りには屋台がぽつぽつと明かりを灯し始める。
観光客の姿はほとんどなく、聞こえてくるのはタイ語のやりとりと、屋台で油がはじける音だけ。
この時間帯の楽しみはなんといっても 朝食。
熱々のカオマンガイや、ほんのり生姜が香るジョーク(タイ風おかゆ)。
湯気の立つ器を片手に、少し眠気の残る体に染みわたる一杯を味わえば、「ああ、旅が始まったな」と実感できます。
昼市(午前10時〜夕方)
観光客でにぎわうのは 午前10時〜18時頃。
衣料品、アクセサリー、古着、カレンシルバーまで、あらゆるファッションアイテムが露店に並びます。
日差しが強い午後は、歩くだけで汗がじんわり。
露店のカラフルな服やアクセサリーに目移りしつつ、屋台から漂う揚げ物の香りに足を止めてしまう。
市場の喧騒に飲まれながら、「買い物に来たはずなのに、つい食べ歩きもしてしまう」のがここならではの楽しみです。
疲れたら、近くの プラチナムファッションモール に避難。
エアコンが効いた涼しい館内で休憩を挟むと、また元気に市場へ戻れるのも便利なポイントです。
ナイトマーケット(夕方〜深夜)
そして夜。18時頃から23時頃までは、昼とはまったく違う雰囲気に変わります。
道路沿いにずらりと並んだ屋台の明かり、ジュージューと肉が焼ける音、フルーツシェイクの甘い香り。
ライトアップされた露店の並ぶ通りを歩いていると、映画のワンシーンに迷い込んだような感覚になります。
昼間に比べて気温も少し下がり、風が心地いい。
観光客だけでなく、仕事帰りのバンコクっ子も集まるので、よりローカルな活気を肌で感じられる時間帯です。
ここでは買い物というより、食べ歩きや夜の空気そのものを楽しむ のがおすすめ。
※バンコクのナイトマーケットについて詳しくはこちらの記事をご覧ください。↓
- 朝市:午前5時〜9時頃(バイヤーとローカルの時間)
- 昼市:午前10時〜18時頃(観光客メイン、買い物のピーク)
- ナイトマーケット:18時〜23時頃(屋台と食べ歩きの時間)
どの時間帯に訪れても、それぞれ違う楽しみ方があります。
朝は地元の空気を感じ、昼はショッピング三昧、夜は屋台でのんびり食べ歩き。
自分の旅のスタイルや体力に合わせて訪れる時間を選ぶと、プラトゥーナム市場はぐっと面白くなるはずです。
プラトゥーナム市場の閉鎖の噂と最新情報

バンコクの観光情報を調べていると、たまに目にするのが「プラトゥーナム市場は閉鎖されたらしい」という噂。
初めて訪れる予定の方にとっては、「え?行ってもやってないの?」と不安になりますよね。
実際のところ、この市場はどうなっているのでしょうか。
閉鎖の噂が広がった理由
プラトゥーナム市場は、長年にわたり路上の露店や屋台が密集して発展してきました。
そのため、道路の混雑や歩行者の安全 が問題視され、行政による取り締まりや一時的な露店撤去が行われたことがあります。
特に2016〜2018年頃は「屋台撤去キャンペーン」が強化され、バンコク全体で路上屋台の整理が進められました。
この流れの中で「プラトゥーナム市場も閉鎖されるのでは」というニュースや噂がSNSを中心に広がり、日本語でも「閉鎖したらしい」という情報が飛び交ったのです。
現在のプラトゥーナム市場
安心してください。プラトゥーナム市場は今も健在 です。
ただし、以前に比べると道路上に無秩序に並んでいた露店は減り、歩道やエリアごとに整備された形で営業しているのが現状です。
そのため「昔のような雑多でごった返した雰囲気」を期待すると少し落ち着いて見えるかもしれません。
とはいえ、衣料品やアクセサリー、古着、カレンシルバーの露店は健在で、買い物を楽しむには十分すぎる規模感。
夜になると屋台も活気づき、観光客を魅了する「プラトゥーナムらしさ」はちゃんと残っています。
治安や営業状況の注意点
閉鎖の噂と並んで気になるのが「治安」。
基本的にプラトゥーナム市場は観光客が多く、白昼堂々と危険に巻き込まれる可能性は低いですが、スリや置き引き には注意が必要です。
混雑した路地ではバッグを前に抱える、財布は出しやすいポケットに入れない、など最低限の対策をしておけば安心です。
また、露店は日によって開店・閉店の時間が変わることもあります。
雨季は特に突然のスコールで一時的に店じまいすることもあるので、「閉鎖=完全に無くなった」ではなく、「今日は早めに終わった」くらいの感覚でとらえるのが良いでしょう。
訪問前に不安な方は、Googleマップの口コミ更新日 をチェックしたり、SNS(InstagramやX)で「#Pratunam」検索をすると、リアルタイムで市場の様子が分かります。
最近の旅行者が投稿している写真を見れば「ちゃんと営業してる!」と安心できるはずです。
プラトゥーナム市場は 完全に閉鎖されたわけではなく、整備されて今も元気に営業中。
噂に惑わされず、現地の空気を楽しんでみてください。
プラトゥーナム市場観光の注意点

初めてプラトゥーナム市場を歩くと、熱気と人の多さにぐっと飲み込まれそうになります。
道路いっぱいに広がる屋台、すれ違う人の肩がぶつかるほどの混雑、耳に飛び込んでくる売り声。
観光地らしいにぎやかさにワクワクする一方で、「治安は大丈夫かな?」と少し不安になるのも正直な気持ちだと思います。
結論から言うと、日中の市場は比較的安全。
危険な場所という印象はまったくありません。
ただし、人が密集するエリアだからこそ気をつけたいことがいくつかあるんです。
スリ・置き引きは一番の注意ポイント
プラトゥーナム市場で一番多いトラブルは、スリや置き引き。
特に夕方から夜にかけては、人と人がぶつかるほど混み合います。
その一瞬の隙を狙って、バッグのファスナーを開けられたり、後ろポケットの財布を抜かれることがあるんです。
正直、観光に夢中になっていると警戒心が緩んでしまいますよね。
私も初めて訪れたときは「お、これ安い!」とTシャツを手に取った瞬間、後ろで誰かが近づいてきたのを感じてハッとしたことがあります。
幸い何も取られませんでしたが、あの距離感はちょっとヒヤッとしました。
防ぐコツはシンプルで:
- バッグは前に抱える
- ファスナー付きバッグを使う
- 貴重品は分散して持つ
この3つを守れば、だいぶ安心できます。
偽物ブランドは買わないほうが無難
市場を歩いていると、やたら安いバッグや時計が目につくことがあります。
ぱっと見は本物そっくりでも、手に取ると縫製が甘かったり、すぐ壊れそうな質感だったり。
いわゆる「偽物ブランド」です。
「ネタで買っちゃおうかな?」とつい思うかもしれませんが、日本に持ち帰ると税関で没収されるリスクも。
旅の思い出にするなら、プラトゥーナム名物の古着やカレンシルバー、アクセサリーの方がずっとおすすめです。
夜の裏道は避けよう
ナイトマーケットの時間帯は照明も多く、観光客でにぎわっているので基本的に安心です。
ただ、市場の裏手や人通りの少ない路地に入ると雰囲気ががらりと変わります。
薄暗くて静かな通りを一人で歩くと、さすがにちょっと怖さを感じるかもしれません。
女性の一人歩きや、深夜0時を過ぎての移動はなるべく避け、帰りはタクシーやGrabを使うのがベスト。
トゥクトゥクも楽しいですが、夜は料金が少し割高になることが多いので、事前に値段を交渉してくださいね。
- 混雑時はスリに注意(バッグは前!)
- 偽物ブランドには手を出さない
- 裏道や深夜の一人歩きは避ける
- 帰りはタクシーやGrabを活用
こうした基本を守っていれば、プラトゥーナム市場の治安はそこまで心配する必要はありません。
むしろ、ローカルと観光客が入り混じるこの独特の熱気は、旅の醍醐味そのもの。
少しの工夫で安心感が増せば、思い切り買い物も食べ歩きも楽しめるはずです。
※バンコクの治安について詳しくはこちらの記事をご覧ください。↓
プラトゥーナム市場の買い物攻略

プラトゥーナム市場の魅力といえば、やっぱり「買い物の楽しさ」。
何百もの露店や小さなショップがずらりと並び、Tシャツやアクセサリー、カレンシルバー、古着まで所狭しと並んでいます。
値段も驚くほど安く、つい両手いっぱいに袋を抱えてしまうのがこの市場の魔力です。
でも、せっかくなら「賢く・楽しく」買い物したいですよね。
ここでは、ちょっとした攻略法と、気をつけたい偽物ブランドの注意点をご紹介します。
値段交渉はあくまでゲーム感覚で
プラトゥーナム市場では、多くのお店で値札がない商品が並んでいます。
つまり、値段は交渉次第。初めてだと「いくらまで下げていいんだろう?」と戸惑うかもしれませんが、コツはゲーム感覚で楽しむこと。
例えば、最初に提示された値段の7〜8割くらいを目安に「ちょっと高いなぁ…」と笑顔で返す。
すると、店主も「じゃあいくらなら買う?」と歩み寄ってくれることが多いです。
もちろん無理に値切る必要はなく、納得できる価格なら即決で買ってもOK。
実際に私が古着を買ったときは、店主と軽く笑いながらやりとりして、結果的に1枚100バーツ近く安くしてもらえました。
やり取りそのものが思い出になるので、ぜひ気軽に挑戦してみてください。
卸価格で買うならまとめ買いがお得
プラトゥーナムは地元の小売業者も仕入れに来る市場です。
そのため、まとめ買いをすると一気に値段が下がる のが特徴です。
Tシャツを1枚だけ買うと150バーツだったのに、3枚買うと1枚あたり100バーツになる、なんてことは日常茶飯事です。
友達とシェアして買ったり、お土産用にまとめて購入するのがおすすめ。
安さとお得感を最大限に味わえますよ。
偽物ブランドには注意
プラトゥーナム市場を歩いていると、どこかで見たようなロゴ入りのバッグやスニーカーを目にすることがあります。
いわゆる「コピー商品」ですね。
私も最初は「え、これ本物そっくりじゃん!」とつい手を伸ばしそうになりました。
正直、値段の安さに心が揺れる瞬間もあると思います。
でも見た目は本物そっくりでも、縫製が甘かったり、素材が安っぽかったりと品質はやはりイマイチ。
せっかくならプラトゥーナムでしか手に入らない古着やカレンシルバー、ハンドメイドのアクセサリーを探したほうが「掘り出し物を見つけた!」という旅ならではの満足感があります。
- 値段交渉はゲーム感覚で楽しむ
- まとめ買いで一気に値段が下がる
- 偽物ブランドはスルーして、掘り出し物を探そう
プラトゥーナム市場は、ただ商品を買うだけでなく、交渉ややり取りそのものが思い出になる場所。
観光客にとってはちょっとした冒険のような感覚で、買い物自体を楽しんでみてください。
プラトゥーナム市場のアクセサリーや古着

プラトゥーナム市場の面白さは、服や雑貨だけではありません。
実は、アクセサリーやシルバー製品、古着が充実していて、日本人観光客にも人気なんです。
とくに一点もののデザインや、他ではなかなか見られない掘り出し物に出会えることが多く、歩くだけで宝探しの気分になれます。
個性あふれるアクセサリーの数々
市場を歩いていると、ピアスやネックレス、ブレスレットなど小さなアクセサリーを扱う露店が次々と現れます。
流行の韓国風デザインから、タイならではのカラフルでエスニックなものまでとにかく種類が豊富。
価格もかなりお手頃で、ピアスが1ペア50バーツ(約200円)前後なんてこともあります。
友達用や自分用にまとめ買いしても負担にならないのが嬉しいポイント。
私自身、シンプルなシルバーリングを市場で買ったのですが、ちょっとしたコーデのアクセントになって今も愛用しています。
カレンシルバーとの出会い
アクセサリー好きなら絶対にチェックしてほしいのが「カレンシルバー」。
これは、タイ北部に住む山岳民族・カレン族が伝統的な技法で作るシルバー製品のこと。
一般的なスターリングシルバーよりも純度が高く、マットで柔らかい輝きが特徴です。
模様も一つひとつ手作業で刻まれているので、同じものはほとんど存在しません。
小さなビーズやペンダントトップでも存在感があり、旅の思い出として持ち帰るのにぴったり。
チェンマイなど北部に行かずとも、プラトゥーナム市場で気軽に手に入るのは大きな魅力です。
※カレンシルバーについて詳しくはこちらの記事をご覧ください。↓
掘り出し物が眠る古着エリア
プラトゥーナム市場は古着の宝庫としても有名。
細い路地にずらっと並ぶラックには、Tシャツ、デニム、ジャケットなどがぎっしり吊るされています。
日本の古着ショップで見かけるようなヴィンテージアイテムが、ここでは数百バーツで手に入ることも。
アメリカやヨーロッパから輸入された古着が多く、ブランド物が紛れていることもあります。
少し掘り出す感覚でラックを漁っていると、「まさかこんなところで!」という出会いがあるので、時間に余裕を持ってじっくり回るのがおすすめです。
- アクセサリーは安くて可愛いデザインが豊富
- カレンシルバーは旅の思い出にぴったり
- 古着はヴィンテージやブランド物の掘り出し物も狙える
プラトゥーナム市場は、ただのショッピングスポットではなく、「一期一会のアイテムと出会える場所」。
アクセサリーや古着好きの人なら、時間を忘れて夢中になること間違いなしです。
プラトゥーナム市場の屋台グルメ

プラトゥーナム市場を歩いていると、買い物より先に鼻をくすぐるのが屋台の匂い。
焼きたての豚串の香ばしい煙や、スパイスが効いたスープの湯気に思わず足が止まってしまいます。
市場の楽しみはショッピングだけじゃなくて、ローカルごはんを屋台で食べる体験そのものなんです。
朝食にぴったりの屋台グルメ
プラトゥーナム市場は朝から活気にあふれていて、出勤前のタイ人や観光客でにぎやか。
そんな中でまず試してほしいのが、朝食向けの屋台メニューです。
- ジョーク(タイ風おかゆ):
トロッとしたおかゆに豚団子や卵がのっていて、朝の胃にじんわりしみます。
ちょっと二日酔い気味の日にもぴったり。 - カオニャオ・ムーピン(もち米+豚串焼き):
炭火でじっくり焼かれた豚肉に甘辛ダレ。
もち米と一緒に片手でパクッと食べられるのが最高。 - パートンコー(揚げパン):
サクサクふわふわの揚げパンを練乳につけてコーヒーと一緒に。
甘党にはたまらない朝ごはんです。
値段はどれも20〜40バーツほど。
日本のコンビニおにぎりより安くて、味は想像以上に満足感あり。
ホテルのビュッフェもいいけれど、一度は市場の朝食で1日をスタートしてみてください。
お昼から夜に楽しみたい定番屋台
お昼を過ぎると屋台の数も一気に増え、市場の空気はさらににぎやかに。
ここからは「タイといえばこれ!」という定番料理が勢ぞろいします。
- パッタイ(タイ風焼きそば):
甘酸っぱいタレが麺に絡んで、エビやナッツの食感がアクセント。
観光客に大人気。 - ソムタム(青パパイヤサラダ):
シャキシャキの食感とピリ辛の味付け。
屋台のおばちゃんに「マイペッ(辛くしないで)」とお願いすると食べやすいです。 - ガパオライス:
バジルの香りとピリッとした辛さがクセになる一皿。
上にのせる目玉焼きは必須!
小さなお皿で提供されることが多いので、気になるものを少しずつ頼んでシェアするのも楽しいですよ。
スイーツやドリンクでひと休み
買い物と食べ歩きで歩き回ったら、甘いものでリフレッシュ。
- マンゴー+カオニャオ(もち米):
マンゴーの甘さとココナッツミルクの濃厚さが相性抜群。
タイの定番スイーツです。 - ロティ(タイ風クレープ):
バナナやチョコを包んだ熱々クレープ。
甘い香りに誘われて、つい並んでしまう人も多いです。 - フルーツジュースやシェイク:
屋台の前に積まれた山盛りフルーツをその場でミキサーへ。
南国らしい爽やかさで一気に元気復活。
カラフルなプラスチックカップを片手に歩けば、ちょっとしたインスタ映えも狙えます。
- 朝食はジョークやムーピン、揚げパンで地元気分
- 昼以降はパッタイやガパオなど定番タイ料理を食べ比べ
- デザートやシェイクで休憩しながら散策
プラトゥーナム市場の屋台は、「食べ歩きこそ旅の醍醐味」を体感できる場所。
安くて美味しいローカルごはんを味わいながら歩く時間は、ショッピングに負けないくらいのハイライトになります。
※バンコクおすすめ屋台街について詳しくはこちらの記事をご覧ください。↓
プラトゥーナム市場周辺のホテル

プラトゥーナム市場を楽しむなら、「どこに泊まるか」も旅の充実度を大きく左右します。
市場は早朝から夜まで活気にあふれているので、近くにホテルをとっておくと朝食の屋台からナイトマーケットまで、時間を気にせず満喫できるんです。
さらに、このエリアはサイアムやスクンビットにもアクセスしやすく、ショッピングも観光も欲張れる最高の拠点になります。
プラトゥーナム市場のすぐそばに泊まるメリット
市場至近のホテルに泊まると、「買い物と食べ歩き三昧の旅」が叶います。
- バイヨークスカイホテル:
地上80階を超えるバンコクのランドマーク的ホテル。
展望台からの夜景は圧巻で、観光名所としても大人気。
市場までは徒歩数分という便利さ。 - バイヨークブティックホテル:
スカイホテルよりカジュアルで料金も抑えめ。
とにかく市場を拠点に動きたい人向け。 - The Berkeley Hotel Pratunam:
プールや広い客室付きで快適さ重視。
カップルや家族旅行にぴったり。
例えば、朝はジョーク(おかゆ)を食べに屋台へ直行し、昼は服やアクセサリーを物色、夕方にいったんホテルで休憩して、夜はまたナイトマーケットへ。
こんな過ごし方ができるのは市場近くに泊まるからこそです。
サイアム・チットロム周辺で便利に滞在
市場から徒歩10〜15分のサイアム・チットロムエリアも人気の宿泊スポットです。
ここは大型ショッピングモールが集中していて、買い物やグルメに困ることがありません。
- サイアムパラゴンやセントラルワールドなど、世界的ブランドからローカルショップまで揃う巨大モールがすぐ近く。
- BTSの駅も徒歩圏内で、アソークやシーロムなど他エリアへの移動がスムーズ。
市場のローカルな雰囲気を楽しみつつ、少し落ち着いた場所で泊まりたい人にはちょうど良いバランスです。
夜は静かに休めるのも魅力。
バンコク初心者へのおすすめ宿泊スタイル
もし初めてのバンコク旅行なら、「プラトゥーナム市場徒歩圏内のホテル」+「BTS駅近エリア」の組み合わせが一番安心。
市場でローカルの空気を体験しながら、電車で観光地やナイトライフエリアへもすぐに行けます。
宿泊費の目安はこんな感じです:
- バジェットホテル:1,000〜2,000バーツ(バックパッカーや短期滞在向け)
- 中価格帯:3,000〜5,000バーツ(観光と快適さを両立したい人向け)
- 高級ホテル:6,000バーツ以上(ラグジュアリー滞在を楽しみたい人向け)
日本の同価格帯ホテルと比べると、部屋の広さやサービスの質で「ちょっとお得感」があるのもバンコクならではです。
- 市場そばのホテル → 朝食から夜市まで全力で楽しめる
- サイアム・チットロム → 買い物とアクセス重視の便利エリア
- 初心者は「市場近く+BTS近く」で間違いなし
プラトゥーナム市場を中心に旅を組み立てると、「市場の熱気を日常にできる滞在」が実現します。
目覚めてすぐに市場へ、夜まで思い切り遊んで、疲れたら徒歩でホテルに戻れる。
この快適さを味わうと、次回も「やっぱり市場の近くに泊まりたい」と思う人が多いはずです。
プラトゥーナム市場を訪れる際の服装や持ち物

プラトゥーナム市場は細い通路にびっしりと店が並び、地元の人も観光客も入り混じって常に人の波。
加えてバンコク特有の蒸し暑さもあるので、服装や持ち物の準備次第で快適さが大きく変わります。
ここでは実際に歩き回って分かった注意点を整理します。
服装の注意点
- 動きやすい靴を選ぶ
市場は広く、気づけば何時間も歩いてしまう場所です。
段差や人の流れも多いため、サンダルよりもスニーカーやクッション性のある靴が安心です。 - 軽くて通気性の良い服
日中はかなり蒸し暑くなるので、吸湿性や速乾性のあるTシャツやブラウスが便利です。
ゆったりしたパンツやワンピースも過ごしやすいでしょう。 - 羽織りものを一枚
市場自体はカジュアルな格好で問題ありませんが、周辺には寺院もあるため、予定に合わせて肩や膝を隠せる薄手の羽織りがあると安心です。
持ち物の注意点
- 小さめのバッグで身軽に
人混みが激しいため、大きなリュックは不便になりがち。
ショルダーバッグやウエストポーチを体の前に持つスタイルだと動きやすく、スリ対策にもなります。 - 水分補給用の飲み物
市場内を歩いていると想像以上に体力を消耗します。
小さなペットボトルを1本持っておくと安心です。
ただし水を多めに持ち歩くと荷物になるので、必要に応じて市場内のコンビニや屋台で買い足すと良いでしょう。 - トイレ事情を考えて準備を
市場内にもトイレはありますが、基本的に有料(2〜5バーツ)で、場所によってはティッシュが備え付けられていないこともあります。
ポケットティッシュやウェットティッシュは必須です。
清潔さを重視したいなら、隣接する「プラティナムファッションモール」や近隣ホテルのトイレを利用するのがおすすめ。
こちらは無料で快適に使えます。 - 折りたためるエコバッグ
アクセサリーや古着などを見ていると、つい予定以上に買い物をしてしまうのが市場の常。
軽くて丈夫なエコバッグが一つあると、余計なビニール袋が増えずに便利です。 - 汗対策アイテム
タオルや汗拭きシートを持っていると、暑い時間帯でも快適さがぐっと増します。
特に朝から夜まで滞在する場合は着替えを用意しておくと安心です。
プラトゥーナム市場は安さや品揃えだけでなく、その雑多な雰囲気も魅力のひとつ。
ただ、人混みや暑さで疲れてしまっては楽しみも半減してしまいます。
身軽で動きやすい服装、最小限の荷物、そしてちょっとした工夫があれば、混沌とした市場を心から楽しむ余裕が生まれます。
※バンコク観光におすすめな服装について詳しくはこちらの記事をご覧ください。↓
まとめ
プラトゥーナム市場は、ただの「買い物スポット」という枠を超えて、タイの人々の暮らしや商売の原点を感じられる場所。
バンコクの真ん中にありながら、地方のマーケットやナイトバザールにまでつながっている。
その影響力を考えると、ここはまさに“タイ全土の市場の心臓部”のような存在だと思います。
観光客にとっては、古着やアクセサリー、カレンシルバーの掘り出し物を探したり、屋台で朝食を食べたりするのが楽しいポイント。
そして私のような移住者にとっても、「ああ、やっぱり市場の原点はここなんだ」と実感させてくれる特別な場所です。
もちろん、治安や混雑、偽物には注意が必要ですし、暑さや人混みで体力を消耗することもあります。
それでも工夫をすれば、旅の一部としてプラトゥーナム市場はきっと忘れられない体験になります。
私自身もブリーラムで古着をあさりながら、「またプラトゥーナムに行きたいな」と思うことがよくあります。
あなたが次にバンコクを訪れるとき、ぜひ一度足を運んでみてください。
市場の喧騒と活気の中で、タイらしいエネルギーを全身で感じられるはずです。