旅行の持ち物って、女子は特に悩みますよね。
「服装のTPOは?」「荷物は増やしたくないけど、おしゃれもしたい」「現金はいくら必要?」誰もが抱く疑問でしょう。
バンコクは年中暑い国です。
街歩きや屋台めぐりは、当然カジュアルでラフな服装が快適。
でも、高級ホテルやルーフトップバーでドレスコードを知らずに恥ずかしい思いをすることもあります。
実際何が必要になるのか。
持っていかないと困ると思ってたくさん持っていったら現地でも買えて邪魔になる場合も。
また、現金を持ち歩きたくないのでクレジットカードで済まそうと思っていたのに、意外と現金しか使えないお店も多くて困った、という声も聞きます。
現金はどれくらい持っていけばいいのかも悩みどころ。
また、旅の予算も、スタイルによって変わります。
本記事では、バンコク旅行の持ち物や女子の服装、現金はいくらくらい持っていけばいいのかといったテーマを、私の体験を交えてまとめました。
タイ入国に必須の持ち物とフライト中にあると安心なもの

まずは、有無を言わせず必要になるものです。
旅行中の予定ばかりを考えていて、うっかり忘れてしまったら大ごとです。
パスポートの有効期限を必ず確認しよう
なにはともあれパスポート。
タイに入国するには、パスポートの残存期間が6カ月以上必要です。
以前、同じ便に乗るはずだった知人が、空港でチェックインできず足止めされました。
理由は、パスポートの有効期限が足りなかったから。
航空会社に粘って交渉し、なんとか搭乗はできたものの、危うく旅行に行けないところでした。
その一件以来、私も旅行前に必ず有効期限を確認するようになりました。
何年も使えるパスポートだからと油断していると、いつの間にか期限が迫っていることがあります。
パスポートのコピーや画像をスマホに保存しておくことも役立ちます。
毎回パスポートの原本を人前で出すのは、ちょっと抵抗がありますよね。
両替やSIMカード購入の場面では、コピーで済むこともあるので、持っておくと便利です。
ただし、あくまで「予備手段」。
正式な身分証明が必要な場面では原本しか通用しないので、面倒でも外出時は持って出ましょう。
ビザは不要だがTDAC登録が必要に
2025年7月時点、日本のパスポートを持っている人が60日以内の観光目的でタイに滞在する場合、ビザは不要です。
※ただし、これは急に変更されることもあるので、出発前に外務省の海外安全ページなどで最新情報をチェックしておきましょう。
また、2025年5月1日から「TDAC(タイ・デジタル・アライバル・カード)」の登録が義務化されました。
これは、以前の紙のTM6カードの代わりになるものです。
登録は、空路・陸路・海路すべての入国者が対象。
以下の公式サイトから登録できます:
https://www.thailanddigitalarrivalcard.com/
到着72時間前から登録が可能で、入力はスマホでOK。
氏名・パスポート番号・フライト・滞在先・直近の渡航歴などを入力して送信すると、QRコードが表示されます。
このQRコードを、入国審査のときにスマホで見せられるよう準備しておくのがポイントです。
もし入力ミスをしてしまっても、一部の情報(パスポート番号など)を除いては修正が可能なので、そこまで身構えなくても大丈夫です。
フライト中にあると安心なもの
バンコクまでは長時間のフライトになることが多く、機内で快適に過ごせるかどうかが旅のコンディションを左右します。
特にエコノミークラスでは、ブランケットが配られないため、クーラーが効きすぎていると極寒。
寒がりな私は、着込めるものは忘れません。
そのほか、私がいつも機内に持ち込むものをリストにしてみました:
- 上着やストール(寒いことが多いため)
- ケーブル・変換プラグ(USBタイプもあれば、普通のコンセントしかない席も)
- モバイルバッテリー(預け入れ不可なので必ず機内持ち込み)
- マスク・リップクリーム・目薬(機内はとにかく乾燥します)
- アイマスク・耳栓 or イヤホン(睡眠対策に)
- 歯ブラシや常備薬(必要に応じて)
- ホテル予約の控え・Eチケットのコピー(入国審査で見せる場面も)
- アメやナッツなど軽めのおやつ(LCCでは機内食が出ない&持ち込み制限に注意)
ちなみに、2025年3月15日以降、一部の航空会社では機内でのモバイルバッテリー使用が禁止されました。
スマホの充電は、搭乗前にしっかり済ませておく方が無難です。
最近は座席にUSBポートがある便も増えてきましたが、ケーブルや変換プラグがあれば充電できるので、持っていると安心です。
タイ旅行の服装と靴の選び方|TPO・天候・文化に合わせた準備を

「タイって、どんな服装で行けばいいの?」と迷う人、けっこう多いと思います。
まずは、自分がどこに行って何をしたいかを考えてみましょう。
日中はとにかく暑くて汗だくになるし、建物の中はびっくりするほど冷房が効いていることもあります。
それに、Tシャツ&短パンでOKな屋台めぐりから、ちょっと背伸びしたい高級レストランまで、行き先によって服装のTPOがかなり変わってきます。
特に女子は、靴も服もあれこれ持っていきたくなるけれど、全部持っていくわけにもいかないですよね。
羽織ものやアクセサリーで雰囲気を変えたり、すぐ乾く服を洗って着回すことで、荷物を抑えつつ、おしゃれを楽しめる工夫をしてみましょう。
まずは「軽くて動きやすい服」が正解
タイは年中を通して暑くて湿度が高いです。
特に3月から5月にかけての暑季(しょき)は、日中の気温が40度近くになることもあります。
まずはそれに備えられるラフで涼しい服装が必要です。
ただ、外がそれだけ暑いのに、電車やショッピングモール、長距離バスなどはクーラーがガンガンに効いているので、冷えすぎて足がつったことがあります。
タイ人は、日本人が考えられないくらいクーラーの温度を下げるのが好きです。
モールに入った瞬間は「あぁ気持ちいい!」と思っても、短時間のうちに一気に冷えて耐えられなくなるので注意してください。
日焼け防止と寒暖差の微調整にはアームカバーを利用することも。
私はいつも、洗ってもすぐ乾くアイロン不要の素材のトップスと何にでも合うハーフ丈のボトムス、きれいめで涼しいワンピースとおしゃれに羽織れる上着などを基本に、なるべく数を絞って持っていきます。
雨季へ備えは「濡れても平気」な服装
タイの雨季(5〜10月)は、夕方に突然スコールが降ることが多く、風とともに激しい雨が襲ってきます。
服は速乾性で、濡れても目立たない素材が安心。
バッグはナイロン素材や防水スプレーを使い、スマホやパスポート類はジッパー袋に入れて保護しています。
靴は蒸れやすいスニーカーより、滑りにくいサンダルがおすすめです。
特にKITOやKEENなど、ソールがしっかりしていて水はけの良いものを選びましょう。
タイの歩道は滑りやすいので、ビーチサンダルではケガをしがちです。
私は、まったくと言っていいほど傘を持ちません。
大雨のときは無理せず、近くの建物で雨宿りして時間を潰します。
30分〜1時間ほどで止むことが多いので、時間に余裕があれば傘なしでもさほど困りません。
ただし、建物内の冷房は強く、濡れた服のままでは体が冷えるので、UV対策も兼ねた薄手の上着があると安心です。
寺院や格式ある場所では「露出を控える」のが基本ルール
タイは王様に敬意を表する国というのはご存じかもしれませんが、実は「王様よりも僧侶が上」とされているほど敬虔な仏教国です。
王宮もそうですが、寺院でも服装に気をつける必要があります。
寺院観光に行くかもしれない日には、半袖以上のトップスや、膝より下まであるボトムスを着て出るのが無難です。
布面積そのものではなく、見た目のきちんと感も影響するので、係の人のダメ出しがあった場合は素直に従いましょう。
寺院の格式により厳しさも異なり、珍しいとは思いますが、7分丈パンツでも断られたことがありました。
肩が出るトップスやキャミソール、太もも丸出しのミニスカートや短パンの他、破れたジーンズもNGと言われる場合があるようです。
男性もあまりにもラフすぎる短パンやタンクトップだと入れない場合があります。
有名な観光地の場合は、入口にデポジットを払えば貸してくれる巻きスカート用の布があるので、それを借りれば入ることはできます。(デポジットは布を返せば返却されるので実質フリーです)
また、ほとんどの寺院ではお堂内に入る際には靴を脱ぎます。
服装ほどうるさくはないですが、やはりここでも、他国の文化と宗教に敬意を払い、脱ぎ履きしやすく、かつ見栄えのいいサンダルを履くのが望ましいです。
長距離移動やフライトでは「冷え対策」と「楽さ」が服装の決め手
国際便もそうですが、バンコクから他の都市へ移動するバスや鉄道、飛行機の中もかなりクーラーが効いています。
外の暑さのせいでうっかり寒さ対策を忘れて乗り込んでしまうと、目的地に着くまで震え続けることになります。
乗り物に長時間乗ることが分かっている場合は、着脱によって体温調整ができ、締め付け感がない生地の服を選びましょう。
TPOを意識したおしゃれも大事
旅先では、普段よりおしゃれを楽しみたくなりますよね。
私もナイトマーケットやカフェでは、涼しげなリゾート風ワンピースが定番です。
ただ、暑いからといって露出が多すぎる服や派手すぎる格好は避けた方が無難です。
特にローカルエリアや公共交通機関では、落ち着いた服装の方が浮かずに安心。
バンコクには、ドレスコードのあるルーフトップバーや高級レストランもあります。
カジュアルすぎると入店を断られることもあるので、雰囲気に合った服装を心がけたいところです。
そういうお店に行く予定があるなら、きちんとしたワンピースや上着、ヒール付きのサンダルは用意しておくと安心です。
男性も、短パンとビーチサンダルでは入れない場合があるので、街歩きとは分けて服を選びましょう。
海やプールに行く人は水着も忘れずに。
私はかさばらないビキニを持っていきます。下着代わりにも使えるので便利です。
人目が気になるときは、Tシャツと短パンを重ねればOK。
荷物を減らす工夫は大事です。
タイに持っていった方がいいもの・現地調達できるもの

旅行では「心配なのでいろんなものを持っていきたい」でも「なるべく荷物を減らしたい」と悩む人が多いと思います。
私は現地で買えるものや、なくてもそこまで困らないものは持っていかず、すぐにないと困るものや使い勝手が譲れないものは持っていくようにしています。
特に、液体やかさばるものは、こだわりがなければ現地調達がおすすめです。
ここでは私自身の体験から「持っていく方が便利なもの」と「現地で調達できるもの」を紹介します。
持っていく方が便利なもの
常備薬・痛み止め・バンドエイド・衛生用品・化粧品
タイでは薬局やコンビニで薬が簡単に買えます。
頭痛薬や胃薬、咳止め、酔い止めなど一通りそろっています。
ただ、タイの薬は成分が強く、効きすぎてしまって辛くなることもあるようです。
逆にひどい頭痛生理痛の場合、個人的には日本の痛み止めの方が効く気がします。
なので、効き目が分かっている日本の痛み止めと、わざわざ買う手間をかけずすぐ使いたいバンドエイドは、かさばるわけでもないので普段からいくつかずつ財布に入れて持ち歩いています。
ドライアイなので、フライト中に使いたい目薬も日本から持っていきます。
心配だからと、薬屋のように何でも持っていくわけにはいきませんし、使う可能性が高い薬を持っていたとしても、想定外の体調不良に見舞われる場合もあります。
ちょっと具合が悪くなったけど、病院へ行くほどじゃない、だけど、自分で薬を買おうにも何の薬かよく分からない!
そんなときは日本語で相談できる「ブレズ薬局」に頼りましょう。
バンコクのあちこちにあります。
https://blez-pharmacy.com/shops/blez-asok
また女性の衛生用品に関して。
ナプキンは日本でもおなじみのメーカーのものがコンビニでも売られているので、たくさん持っていく必要はありません。
ただ、タンポンを利用する方は、スーパーでしか探せなかったり、質も日本のものほど良くないので、持参した方が良いです。
私は旅行中、日焼け止めと口紅くらいしか使わないのですが、しっかり化粧したい人は化粧道具もかなりかさばると思います。
現地で買いそろえるわけにもいかないので、サンプル品やミニパックを利用したり小瓶に分けるなどして、なるべく重さや体積を減らしましょう。
洗濯ばさみ・S字フック・カラビナ
私は日数分の服は持っていかず、汗をかいたら洗濯して使いまわす派です。
部屋に干そうとしたときにハンガーの数が足りなかったり、小物が落ちたりすることがあるので、洗濯ばさみをいくつか持っていることが多いです。
S字フックやカラビナは、室内で洗濯物を干すときだけでなく、乗り物で長時間移動する際に荷物を前にひっかけておくのにとても便利です。
また、カラビナは、買い物で増えた袋(特に食品はバッグに入れられないものであることが多い!)を手で持ちきれないときに、バッグにぶら下げて両手を空けるときの必須アイテムです。
大小や太さ、タイプの違うものをいくつか持っているといろいろな場所に対応できます。
スリ対策のバッグ・鍵
私は、貴重品を入れるバッグとしては、前掛けのボディバッグかウエストポーチを使っています。
開け口は、中の物を落としたり手を入れられたりすることがないようにファスナーで閉められるタイプ。
必ず目と手の届く位置にセット。
「分けて持て」とよく言われますが、私は「ここだけ守れば大丈夫」と意識を集中できるよう、貴重品はあちこちに入れず、まとめています。
良くないのかもしれませんが、何度かやってみて、分けて持つのはストレスの方が大きかったのでやめました。
荷物が多いときはリュックなども使いますが、お金を出せば買いなおせるものしか入れません。
クレジットカードや身分証が入っている財布、パスポートやスマホは、お金の問題だけではなく、なくなったらすぐにその場で困りますし、後の手続きなどに手間がかかるので絶対なくしたくないです!
開放的になりがちな旅行中だからこそ、楽しみに水をさされないよう注意しましょう。
また、南京錠やチェーン鍵は、トランクやリュックサックを預ける機会がある場合に、中のもの、あるいはバッグごと盗まれる可能性を減らすのに役立ちます。
タイでも買えますが、タイミングよく手に入るとは限らないので、不安な人は日本から持っていきましょう。
タイで買える・買った方がいいもの
シャンプー・コンディショナー・ボディソープ・歯みがき
だいたいのホテルには、何らかのアメニティがついています。
高級リゾートだとアメニティの種類も多いですが、ホテルによってはリンスインシャンプーとボディソープと歯ブラシだけ、ゲストハウスになるとせっけんだけの場合もあります。(たまにせっけんやバスタオルも配布し忘れている場合があるのでフロントで確認してください)
私は種類にそこまでこだわりはないので日本から持っていきませんが、コンディショナーとせっけんが部屋にない場合は、タイのコンビニで買います。
タイのものは香りがきつめですが、日本でおなじみの「パンテーン」や「Dove」もあるし、コンビニならミニパックやミニボトルも豊富です。
強い日差しで傷みがちな髪を癒し、おみやげとしても喜ばれる
「Green Bio Super Treatment」はいかがでしょう。
https://item.rakuten.co.jp/bualuang/compass1716107168/
また、タイの歯みがきペーストも、おみやげとして人気です。
アバイブーベのハーブ歯みがき、DENTISTE、粉タイプの「ティップニヨム」など、せっかく現地にいて安く買えるので自分でも試してみては。
- アバイブーベ ハーバルハミガキ
https://shop.abhai.jp/items/93541232 - DENTISTE
https://dentiste.jp - ティップニヨム
https://asiansupply-shop.com/?pid=158332912
ウェットティッシュ・ポケットティッシュ
タイ人は用を足したあと水で洗うので、トイレに紙がないのはわりと普通です!
(ショッピングセンターやホテルなど、ハイソなところにはだいたいあります)
トイレに入ってから紙がないことに気づくと、水でうまく洗えない私たちはとても焦りますので、ティッシュは常にポケットに入れて持っておいてください。
手の汚れや汗ばんだ身体を拭くのにはさっぱりするウェットティッシュが便利。
どちらもコンビニで簡単に買えるので、私は切らさずに持つようにしています。
日焼け止め・虫よけスプレー
これもコンビニで手に入ります。
「Biore」や「Anessa」など、日本で見かけるブランドの日焼け止めもあります。
虫よけは、現地の蚊に合わせてなのか、成分が強め。
スプレータイプが多く、旅先で重宝します。
バンコク旅行の通信準備と便利アプリ

バンコクへの旅行では、スマホの通信環境を整えることがとても大事です。
「Grabが呼べない」「Google Mapが開かない」「友達と連絡が取れない」……そんな状況に陥ると、一気に不安になります。
現地で困らないように、日本にいるうちからしっかり準備しておくのが安心です。
Wi-Fiだけじゃ足りない
バンコクのホテルやカフェ、モールには無料Wi-Fiがあります。
でも、外を歩いているときや移動中こそ、地図や翻訳アプリが必要になります。
「お寺から次の駅までどう行く?」「このお店の営業時間は?」「この通りで合ってる?」
そんな時に通信できないと、不安もストレスも感じます。
今では必ずSIMを日本で準備してから行くようにしています。
SIM・eSIM・Wi-Fiルーター、どう違う?
スマホの通信手段は主に3つあります。
それぞれのメリット・デメリットを知って、自分に合った方法を選びましょう。
SIMカード(プリペイド式)
・現地や通販で購入可能。
・安くて手軽。使い捨てなので返却不要。
・必須条件は「SIMフリースマホ」。出発前に必ず確認を。
私は海外へ行くときはたいていいつもAmazonで事前購入しています。
現地でSIMを差し替えるだけで、すぐ通信できるのがありがたいです。
eSIM(デジタルSIM)
・物理カード不要でスマホに直接データを登録するタイプ。
・設定さえ終えておけば、現地で電源を入れるだけ。
・eSIM対応スマホのみ使用可。設定が不安な人は注意が必要です。
最近はeSIMを使うこともありますが、初回設定が分かりにくい場合もあります。
不安な人は、出発前にYouTubeなどで手順をチェックすると安心です。
モバイルWi-Fiルーター
・複数人や複数端末で使えるのが利点。
・充電・持ち運び・返却が手間。
私も一度使ったことがありますが、ルーターを持っている同行者と離れると他の人は使えないし、返却も面倒。
正直なところ、個人的にはおすすめしません。
空港で現地SIMを買うのもアリ
事前に用意していなくても、スワンナプーム空港やドンムアン空港には通信キャリアのブースが並んでいます。
AIS・TRUE・DTACといった有名キャリアが対応しており、旅行者向けSIMを販売しています。
「7days SIM please」と伝えるだけで手続きしてくれますが、入国審査後で並ぶこともあるので、私は日本で準備しておきます。
タイ旅行で使える無料アプリ
旅を快適にしてくれるアプリも忘れずに。
私は出発前に以下のアプリをスマホに入れ、オフライン対応も済ませています。
Google Map
定番の地図アプリ。バンコク市内のオフラインマップをあらかじめダウンロードしておくと、電波がなくても現在地や経路を確認できます。
Google翻訳
カメラ翻訳が超便利。タイ語のメニューや看板を撮るだけで意味がわかるのは本当に助かります。少なくとも日本語・英語・タイ語の言語パックは事前にダウンロードしておきましょう。
Grab
タイの定番配車アプリ。運転手との会話不要で、目的地入力→料金確認→配車までアプリ内で完結。
クレジットカードを登録しておけば現金も不要です。女子旅でも安心して使えます。
ViaBus
バンコクで路線バスを使うならかなり便利です。リアルタイムでバスの場所がわかり、何番のバスに乗ればいいか確認できます。ただし、対応していない路線もあります。
モバイルバッテリーとケーブルは命綱
どれだけ準備しても、スマホが電池切れでは何もできません。
私は毎回、余裕を持ってバッテリー類を持参しています。
具体的には、
- 10000mAh以上のモバイルバッテリー(スマホ2~3回分)
- 2mの長めのケーブル(ホテルのベッド周りにコンセントがない場合に)
- 1m以内の短いケーブル(街歩き中の充電用)
- USB電源アダプター(タイはAタイプですが、不安なら変換アダプターも)
なおかつ、スマホの故障や紛失が怖いので、私はひとつ前に使っていたスマホを予備機として持っています。
Wi-Fiがあれば以前のスマホでも十分に使えるし、SIMカードタイプの場合は、差し替えればそのスマホでネットを使うことができます。
忘れがちなのが、急速充電対応かどうか。
スマホ・バッテリー・ケーブルのどれかが対応していないと、全体の充電速度が遅くなります。
私は「そんなに変わらないだろう」と、急速充電に対応していないケーブルを持っていったせいで、急いでいるときにフル充電にならないまま外出してヒヤヒヤしたことがあります。
充電時間が全然変わってきますので、必ず確認しておきましょう。
バンコク旅行の予算とお金の使い方|好みの旅スタイルで

バンコク旅行に必要なお金は、人によって全然ちがいます。
私のようにバックパックひとつで動くタイプと、ホテルでゆっくり過ごす女子旅では、かかる金額に大きな差があります。
ここでは、旅のスタイル別に「1日あたりの予算の目安」と、「現金はいくら持っていけば安心か」をまとめてみました。
節約派(バックパッカー旅):1日 約4,400〜6,500円(1,000〜1,500バーツ)
「なるべくお金をかけず、でも中身の濃い旅がしたい」
そんな人なら、1日1,500バーツ以内でバンコク旅行が十分楽しめます。
私はこのスタイルで旅することも多いのですが、まず宿は500バーツ以内のゲストハウスを探します。
バンコクならカオサン通り周辺が定番ですが、スクンビット沿線でも意外と穴場があります。
食事はもちろん屋台やローカル食堂が基本。
1食40〜80バーツのパッタイやカオマンガイは、正直言って毎日でも飽きません。
移動も節約重視。
BTSやMRT、バス、ソンテウなどを使えば、1回20〜60バーツで済むので、タクシーに頼らなくても十分。
観光は無料〜少額で入れる寺院や市場が中心。
ワット・アルンやルンピニー公園など、見どころはたくさんあります。
私はいつも、合計で1日1,200バーツ前後。
お土産やアクティビティは厳選しないと、すぐにオーバーするので注意です。
バランス派(女子旅や一般の観光旅):1日 約8,800〜18,000円(2,000〜4,000バーツ)
「せっかくの旅行だから、少しは快適に過ごしたい」
そんな旅には、1日2,000〜4,000バーツの予算がちょうどいいと私は感じています。
宿泊は中級ホテルやサービスアパートメント。
バンコクのスクンビットエリアには、清潔でアクセスも良いホテルがたくさんあります。
食事はフードコートからおしゃれなレストランまで幅広く楽しめて、1食200〜400バーツくらいが相場。
観光やマッサージ、ツアー参加にも無理なくお金を回せるので、行動の自由度が高いです。
女子旅の場合、服装やメイク、カフェ巡りなども楽しみたいですよね。
そういう意味でも、ちょっと余裕を持った予算があると安心です。
贅沢派(リゾートや記念日旅):1日 約22,000円〜(5,000バーツ以上)
「たまには贅沢に、自分を甘やかしたい」
そんなご褒美旅なら、1日5,000バーツ以上は見ておいた方がいいです。
たとえば、プーケットやサムイ島のリゾートホテルなら1泊7,000バーツ以上も珍しくありません。
私も誕生日に一度だけ泊まったことがありますが、朝食付きオーシャンビュー、ホテルスパ付きのステイは忘れられない思い出です。
バンコクでも高級ホテルやルーフトップバーを楽しもうとすると、出費は一気に増えますが、「そのとき、現地でしかできない体験」を味わえるので、納得感があります。
現金はいくら必要?カードと両替のバランスを考えよう
よく聞かれるのが、「現金っていくら持っていけばいいの?」という質問。
私の場合、まず空港で両替して1万円分のタイバーツを作ります。
空港のレートはあまり良くないですが、SIMカード購入や初日の交通費に現金は必須。
その後、市内の「スーパーリッチ」などの両替所で追加の両替をします。
現金が必要な場面は、屋台・ローカル食堂・市場・チップなど。
私は常に2,000〜3,000バーツくらいは財布に入れておくようにしています。
クレジットカードはホテルや大型店で使えますが、小さな店では断られることもあります。
コンビニでは200バーツなど、クレカを使える最低購入金額が決まっています。
現地ATMで現金を引き出すこともできますが、1回220バーツほどの手数料がかかるのが難点です。
カードと現金をバランスよく使い分けながら、「現金が足りない…!」という状況を避けるのが大事です。
まとめ
タイ旅行の快適さは、事前の準備でほぼ決まります。
特に、バンコクのように酷暑と極寒、バーやレストランでのドレスコード、宗教と現地文化への敬意が入り交じる都市では、服装選びや持ち物の取捨選択の落としどころを見つけるのが大事です。
「現地で買えないもの」「すぐに必要になるもの」「あとから買えばいいもの」を整理しておくと気持ちが楽になります。
また、「どんな場面で現金が必要か」「1日にいくらくらい使うか」「どこで何が買えるか」などをざっくりイメージしておくと、いざというとき慌てずに済みます。
タイには日本でおなじみのセブンイレブン、ファミリーマート、ローソンがいたるところにありますし、ツルハドラッグやマツモトキヨシ、ダイソーなどもあります。
旅行中、急に必要になるものは、私の経験ではたいていこれらの店舗で揃います。
「持っていくもの」「持っていかないもの」の正解は人それぞれです。
私の体験はひとつの例ですが、少しでも「こういう風に考えればいいのかな?」というヒントになればうれしいです。